【ガンダムSEED】アグネス生存は「アスランの妄想」のおかげ!裏エピソード
映画『機動戦士ガンダム SEED FREEDOM』の本編画像をアップデートした「特別版」の上映を記念した舞台挨拶が、公開初日となる9月20日(金)に東京・新宿ピカデリーで開催された。 【関連画像】裏エピソードも語れた舞台挨拶の様子を見る(画像3枚) 『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』は、2000年代初頭に一大ブームを巻き起こしたTVシリーズ『機動戦士ガンダムSEED』『機動戦士ガンダムSEED DISTENY』の続編として制作された、『ガンダムSEED』シリーズ20年ぶりとなる完全新作劇場アニメ。2024年1月26日(金)より公開されるや観客動員数は288万人、興行収入は48.2億円超とガンダムシリーズ劇場公開作品の中で歴代ナンバーワンとなる大ヒットを記録。劇場の大スクリーンで古参から新規まで多くのファンを魅了し続けた後に、惜しまれながら5月23日(木)をもって全国規模での劇場上映を終了することになった。 この映画『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』のBlu-ray4K UHD-BD&DVDが12月25日に発売されるのに先駆け、500カット以上ものアップデートされた本編映像と第1弾、第2弾でそれぞれ異なるエピローグカットを追加した特別版が期間限定上映されることになった。 第1弾は9月20日(金)より上映がスタート。公開直後から劇場には多くのファンが駆けつけ、9月26日(木)までに観客動員数300万、興行収入50億円の大台を突破。あまりの好評を受けて一部劇場で10月31日(木)までの上映延長が決まったほか、「『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』自動制御ペンライト演出付き 発声可能応援上映」の実施も決定するなど、その人気はいまだに衰えを見せない。エピローグカットが異なる第2弾についても11月1日(金)より11月14日(木)まで劇場での上映が予定されている。 この期間限定の特別上映開始を記念した舞台挨拶が9月20日(金)に開催。キラ・ヤマト役の保志総一朗、マリュー・ラミアス役の三石琴乃、アグネス・ギーベンラート役の桑島法子、そして福田己津央監督が登壇し、それぞれ劇中での見どころや、演じているキャラクターについて語ってくれた。 ステージに立った保志は「キラ・ヤマト役の保志総一朗です、ぱっぴー!」といつも通りに笑顔で挨拶。『SEED』の舞台挨拶初参戦という三石は「こんな感じです」という保志に「わかりました」と応えると、「マリュー・ラミアスとピンクのハロちゃんと、エザリア・ジュール様、そして『SEED』の1話に出てきたフレイの友達の女学生をやりました三石琴乃です。ぱっぴー!」と、兼ね役を紹介しながらこちらも観客に笑顔いっぱいに挨拶。 この流れに桑島も続くのかと思いきや「一言じゃなくて長くなります、すみません」と前置きした上で、『ガンダムSEED』シリーズで演じて来た歴代キャラの声で思いの丈を披露。最初はフレイ・アルスターとして演じた保志を通じ、キラへ「途中ウジウジして、見ててイラッとしたわ」と叱責。そのお叱りに目を白黒させる保志にツッコミを入れつつ、アグネスの言いなりにならなかったことについて「成長したのね、キラ」とお褒めの言葉を口にすることに。続いてナタル・バジルールの声音でマリューを演じた三石との掛け合いに突入。隣に座った三石と一緒に観たという『SEED FREEDOM』の試写会でラミアス艦長から「戦術バジルール」という言葉が出たことに「忘れないでいてくれた。私が生きていた証は貴方の中に刻まれている」と、その感動の想いを告白。セリフについて脚本になかったのをコンテでねじ込んだという福田監督の裏話も飛び出す中、「ありがとう、マリュー・ラミアス~! 三石琴乃さ~ん!」とナタルの声で喜びを表現してくれた。 さらにステラ・ルーシェの名セリフ「シンはステラが守る!」で会場を沸かせた後は、今回の映画『SEED FREEDOM』に登場するアグネス・ギーベンラートを演じてフィニッシュ。さすがとしか言いようがない一人四役の生演技に、「皆さん、今日は得しましたね。僕もメチャクチャ得した気分になりました」と保志も感心しきり。やり切ったという表情を見せながら「今回の映画に出てこられないキャラクターたちがいるので、“愛していただいてありがとうございます”ということをお伝えしたかった」と語る桑島に観客は大喝采となっていた。 挨拶のラストは福田監督が「おかげさまで、こういう場を設けさせていただけたことをありがたく思っています」と感謝の言葉を述べつつ、「いろいろ直しました」というBlu-rayでの修正部分について「映画をヒットさせていただいたおかげで予算が付きました(笑)」とコメント。通常よりも修正箇所を増やすことができたようで嬉しそうなホクホク顔を見せていた。 トークでは5月に開催されたフィナーレ舞台挨拶で飛び出した「まだまだ『FREEDOM』は終わりません」宣言が実現したことについて、保志からは「まだまだ終わらないという期待はあります。一年丸ごと“SEED FREEDOM YEAR”にしたいぐらい僕もファンも待ってたのですごく嬉しい」と喜びの声が。そんな『SEED FREEDOM』大ヒットの盛り上がりについて三石は「盛り上がってるなっていうのは感じていたんですが、興行収入とか数字が大きすぎてピンと来なくて」と戸惑いつつ、「だったら打ち上げもやってないので美味しいものを食べに行ったりとか、旅行ご招待とかそういうのをしたいな」と映画配給会社の松竹にアピール。「時間が合えば、やる予定でいるんですけど」と煮え切らない福田監督に、三石は打ち上げ実現に「頑張れ松竹!」とエールを送っていた。 また実際に観た感想について「映像のエネルギーがすごくて。一回見ただけでは追いつかない情報量でビックリしてたので、これはヒットするだろうなぁと思ってはいました。納得でございます」とその出来の素晴らしさに太鼓判。桑島も「何十回も観た方がいるとも聞いています。その熱量はどこから生まれてくるんですかっていうぐらい、何度も観たくなるようなハッピー映画なんですね」と作品の人気に驚きの声を上げていた。