年収800万円の40代会社員です。自分の所得税がいくらなのか理解できていません。年収800万円の所得税の計算方法や税率を教えてください
住民税も理解しよう
平成19年までは所得税率は4段階(10%、20%、30%、37%)でした。住民税も3段階(3%、10%、13%)の税率となっていました。 平成19年に地方税が一律10%となり、納税者の負担合計額を同じにするために、所得税率が6段階(5%、10%、20%、23%、33%、40%)となったのです。その後平成27年から、所得金額4000万円以上に45%の税率が追加されて7段階になりました。
<復興特別所得税> 平成25年から令和19年までの各年分の確定申告においては、所得税と復興特別所得税(原則としてその年分の基準所得税額の2.1%)を併せて申告・納付することとなっています。
日本の所得税は高いのか
以上、年収800万円の会社員を例に、所得税の計算方法や住民税などについて見てきました。 所得税の税率は、昭和には最高70%までありましたが、消費税導入後、引き下げられてきました。 実際に適用される税率ごとに、どれくらいの割合の方がいるのかを見ると、財務省令和4年度の資料によれば、最低の税率(5%)が適用される方が約6割を占めます。また、8割強の方にとっては、適用される税率は10%以下となっており、アメリカ、イギリス、フランスに比べると所得の低い層には、日本の所得税は有利といえるでしょう。
出典 国税庁 No.2260 所得税の税率 国税庁 平成19年から所得税と住民税が変わりました(税源移譲) 財務省 所得税の負担はどう変化しているのですか? 執筆者:北山茂治 高度年金・将来設計コンサルタント
ファイナンシャルフィールド編集部