電線 変圧器を海上輸送 電力会社と海上保安庁が合同で電気の復旧訓練
福井県の南北をつなぐ道路が通れなくなった状態での停電を想定した訓練が6日に敦賀港で行われ、船を使って復旧に必要な機材を運ぶための手順を確認しました。 訓練は、大雪の影響で嶺北と嶺南を結ぶ道路がすべてストップした中、敦賀市内で停電が発生したという想定で行われました。 北陸電力送配電は、海上保安庁と連携して、復旧に必要な変圧器や電線などを大型船に積み込んだほか、ゴムボートで作業員やほかの資材を運び、それぞれ手順を確認していました。 ■北陸電力送配電の作業員 「船の上に持ち込んだり固定したりすることが、いつも使っている機材では難しかったりすることが改めてわかった もし電気が止まった際には、早く復旧できる備えが必要と思う」 北陸電力によりますと、能登半島地震では、復旧に向けて必要な人員を海上保安庁の船で派遣した実績があり、今後も訓練を重ねて万が一の災害に備えます。