利上げの判断は?日銀金融政策決定会合 まもなく結論
日本銀行はことし最後の金融政策決定会合を開いています。7月以来の利上げを決めるかが焦点とされる中、まもなく結論がでる見通しです。
きょう未明にアメリカの来年の利下げペースが緩やかになるという見通しが示され、景気の先行きへの警戒感から円安が加速するなか、日銀は3会合連続で利上げを見送りました。 植田総裁は、物価が想定通りに上昇すれば様々なデータを点検したうえで利上げする方針を示してきました。ただ、「想定通りなら毎回利上げするわけでもない」という慎重な姿勢も示しています。 最大の要因は、アメリカを中心とした海外経済の先行きに対する不安です。トランプ次期大統領のもとで、金融市場が混乱するかもしれないという懸念です。 また、アメリカの中央銀行にあたるFRBの金融政策への警戒感からニューヨーク市場ではダウ平均株価がおよそ50年ぶりに10日続落するなどしていて、その流れからきょうの日経平均株価は一時700円以上値下がりしました。 日本ではさらに、今年の春闘のような大幅な賃上げが続くかどうかも懸念材料です。 慎重に判断した結果、利上げを見送るのか、それとも踏み切るのか。午後には植田総裁が会見します
テレビ朝日報道局