福岡工大城東が3度目の挑戦で悲願の春高初勝利 城南に2―1フルセット【春高バレー女子】
◆バレーボール・全日本高校選手権 福岡工大城東2―1城南(5日、東京体育館) 女子の1回戦で、2大会ぶり3度目出場の福岡工大城東(福岡)が2―0(25―15、18―25、25―16)城南(徳島)をフルセットの末に破って初勝利を挙げた。 ■石川祐希、古賀紗理那…バレーボール・パリ五輪代表の「春高」時代【写真特集】 過去2度の挑戦では初戦で苦杯をなめていたが、チームに新たな歴史を刻んだ。 第1セット(S)は波多恵梨香のサービスエースが決まるなどして一気に4点を先取した。主導権を握ると、持ち前の粘り強いレシーブから攻撃を展開。最後は和田実久が豪快なスパイクを決めて、このセットを先取した。 第2Sは序盤こそミスもあって1―3と先行を許したが、堅実な守備からリズムをつかみ、少しずつ追い上げて競り合いに持ち込んだ。ところが13―13から4連続失点を喫すると、2連続でサービスエースを許すなど流れは城南に傾いて、このセットを失った。 最終Sは先制を許すもすぐさま井上咲希のスパイクで同点に追いつくなど競り合いに。それでも要所で和田がスパイクやブロックを決めるなどでリードを奪い、そのまま逃げ切った。