涙と笑顔「名物ドライブイン」最後の営業 メニュー150種類以上、人気は「さば煮」 トラック運転手や住民に親しまれ…60年の歴史に一区切り スタッフ高齢化で無期限休業
食堂S・S 店主・佐藤秀喜さん: 「早く再開して、また皆さんの、思いに応えなきゃだめなんだよ。そういうメッセージだよ」
■旧車の愛好家グループも
安曇野市から: 「S・S食堂と同い年の車なんです」 残り1時間を切った頃、やってきたのは旧車の愛好家グループ。 安曇野市から: 「木曽路を通るときは、朝寄って、用事済ませて帰りも寄って、朝と夜」
いつものメニューを味わいます。 安曇野市から: 「ここに来ると豚汁じゃなくて、納豆汁一択。絶対なんですよ。(味は?)最高」
「ささやかながら」 旧車の愛好家たちも花束を―。 安曇野市から: 「60年間、おつかれさまでした」
■「一日も早く再開を」
食堂S・S 店主・佐藤秀喜さん: 「いまだに実感はわかないですね。まだ明日、またここに来ちゃいそうな。頑張ってきてよかったなって、そういう思いです。もう一つね、私のいつも傍らにいて、人一倍努力し頑張ってきた妻にも感謝したいと思います。本当に、ありがとな、ご苦労さま」
食堂S・S・佐藤秀美さん: 「(涙)ありがとうございました。皆さまのおかげで、きょうまで頑張ってこられた…」
常連客のリクエストで最後は店の前で記念撮影。 食堂S・S 店主・佐藤秀喜さん: 「早くに4代目を探して指導して、一日も早く、お客さまの笑顔を見たいなって思います」
客: 「みんなで『いらっしゃいませ』って言ってくださいよ」 スタッフ: 「いらっしゃいませー」
長野放送