「ボロボロにされ鍛えられた」 9月で地上波終了の「朝生」に群馬の山本一太知事が感慨
昭和62(1987)年から続く長寿討論番組「朝まで生テレビ!」(テレビ朝日系)の地上波放送が9月末で終了すると発表されたことについて、若手議員時代、何度も出演した群馬県の山本一太知事は4日、「政治を国民にとって身近にした番組」「私も鍛えられた」と感慨を語った。定例会見で問われた。 【写真】「朝まで生テレビ!」司会の田原総一朗さん 山本知事は石原伸晃氏や河野太郎氏ら若手議員時代、番組で見いだされた政治家を挙げ、自身も若手だった時代を振り返り「当時は若手の国会議員が目指す場所なんてなかった。当選回数を重ねるしかない中、ああいう番組がでてきた。そういう意味で時代をつくったと思う」と語った。 出演回数の多い論者として、国際政治学者から東京都知事などに転じた舛添要一氏(75)の名をあげたが、「国会議員としての出演回数でいうと一時期、私と辻元(清美)さん(64)が並んだときがあった。ただ何回出ても、うまくできなくて、ボロボロになって戻ってくることも。そうやって話せるようになった」と振り返った。 番組は10月以降、BS朝日で放送される予定。 「田原さん、いくつだっけ、86?」と今年90歳になったMCの田原総一朗氏に触れ、「余人をもって代えがたい存在。時代の流れに沿って、従来とは違う形にならざるを得なかったのだと思うが、頑張ってほしい」とエールを送っていた。