韓国野党、大統領代行・韓首相の弾劾訴追案提出
【AFP=時事】韓国の最大野党「共に民主党」は26日、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の代行を務めている韓悳洙(ハン・ドクス)首相の弾劾訴追案を国会に提出した。韓氏は尹氏の弾劾審判を行う憲法裁判所の欠員補充に応じず、野党は反発している。 【写真】韓国大統領、クリスマスの出頭要請に応じず 尹氏の「非常戒厳」宣布は憲法違反だとして野党が提出した2度目の弾劾訴追案が14日に可決され、これにより同氏は職務停止となっている。 弾劾手続きの遂行には憲法裁による承認が必要だが、韓首相は、定数9人の裁判官のうち欠員となっている候補3人の承認を拒否。事実上、尹氏の弾劾手続きを妨げている。 罷免決定には憲法裁の判事6人以上の賛成が必要となる。3人の欠員が補充されずに6人で弾劾手続きが進められた場合、1人でも反対すれば、尹氏は復職することになる。 野党側は韓首相の弾劾訴追案について、27日に採決にかける考えを示している。【翻訳編集】 AFPBB News