英国の「首相辞任」は市場が政策の間違いを正した結果だ
当局の政策が必ずしも正しいとは限りません。中には市場が反乱を起こすこともあります(写真:kelly marken/PIXTA)
イギリスのリズ・トラス前首相は減税による経済成長、光熱費抑制のための財政資金投入を公約として就任した。しかし、同政策に対する市場の理解は得られず、金融・為替市場は混乱し、結局辞任に追い込まれた。 赤字国債発行に依存した財政のばらまきに慣れ切った日本人からみると驚きだが、トラス氏の基本的な間違いは、歳入面での手当がないまま、減税や歳出増などの拡張政策をとったことだ。
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新見 未来