【中日ドラゴンズ】左腕エース小笠原慎之介、新加入の中田翔に期待 | 注目選手・予想ローテーション・予想オーダー | 2024プロ野球選手名鑑
各球団から投打のキーマンをピックアップしつつ、予想ローテーション・予想オーダー、そしてオフシーズンの補強・移籍などを網羅した2024年のプロ野球選手名鑑。本記事では中日ドラゴンズを紹介する。 立浪和義監督の就任以来2年連続の最下位、チームとしても3年連続のBクラスに低迷する中日。課題の得点力不足を解消するべく、このオフは中田翔や中島宏之といった強打者を補強した。リーグ屈指の投手陣に加え、将来有望な若手野手らとの融合でAクラス浮上を目指す。
注目選手
投手:小笠原慎之介 投手では左腕エースへと成長した小笠原慎之介に注目。昨季まで3年連続で規定投球回をクリアしており、2022年には自身初の二桁勝利をマークした。大野雄大が左肘の故障で離脱した2023年には開幕投手を務め、自己最多の160.2回を投げるなど先発ローテーションの中心を担った。 一方で昨季は7勝12敗、防御率3.59と小笠原にとって満足のいく成績とはいかなかった。今季は1年間を通して先発ローテーションを守った上で、自身初となるタイトルを獲得できるような活躍に期待がかかる。 野手:中田翔 野手の注目は読売ジャイアンツから移籍の中田翔。長打力と勝負強さを兼ね備えた右の大砲は、長年のチームの課題である得点力不足を解消するために最適な選手とも言える。 中田は巨人での2年目となる2022年には109試合で打率.269、24本塁打、68打点と輝きを放った。出塁率と長打率の合計であるOPSも.833という高水準だった。2023年オフに残りの契約を破棄して退団したが、92試合で15本塁打と長打力は健在。 チームは昨季、いずれもリーグ最下位の71本塁打、390得点に低迷。細川成也、石川昂弥といった若き大砲と、今年で35歳を迎えるベテランの融合で得点力アップを狙う。
予想ローテーション
開幕投手を務めるのは8年目右腕の柳裕也。2021年には最優秀防御率、最多奪三振、ベストナイン、ゴールデングラブ賞に輝くなど実績も充分。昨季は3年連続で規定投球回をクリアし、防御率2.44の好成績をマーク。味方の援護に恵まれず4勝11敗と大きく負け越したが、立浪和義監督の信頼を得て大役に挑む。 左腕エースの小笠原慎之介は本拠地開幕カードでの登板が見込まれる。カードの頭を柳、小笠原の両エースで取り、チームに勢いをつけるローテーションとなりそうだ。 昨季途中に加入し8試合で3勝1敗、防御率2.23と好成績を残したメヒアは、今季は開幕からローテーションに入りそう。ベテラン右腕の涌井秀章にも、持ち味のゲームメイク能力を活かして長い回を投げることが期待される。 左肘手術で昨季は1試合登板に止まった大野雄大、トミー・ジョン手術から復活して昨季は3試合に登板した梅津晃大もローテーションに入ってきそうだ。2人が完全復活を遂げれば、先発ローテーションがさらに強力になる。 投手転向3年目の根尾昂や、不調で開幕前にファーム調整となった髙橋宏斗、2022年ドラフト1位の仲地礼亜、ベテラン左腕の松葉貴大らも控えており、今季も層が厚い。 <予想ローテーション> 1:柳裕也 2:涌井秀章 3:メヒア 4:小笠原慎之介 5:梅津晃大 6:大野雄大