10月は年金支給月!「ねんきん定期便」の正しい見方と受給額のチェックポイントとは
ねんきん定期便で確認しておきたいポイント
ねんきん定期便で確認しておきたいポイントは、以下の3点です。 ・保険料の未納期間がないか ・受給資格期間の月数はどれくらいか ・加入実績に応じた年金額や老齢年金見込額はいくらか いずれも、ハガキで送られてくるねんきん定期便の裏面に記載されている内容です。ハガキを開いて、それぞれの内容を確かめてみましょう。 ●保険料の未納期間がないか まずは、保険料の未納期間がないか確かめておきましょう。保険料に未納期間があると、年金を満額受給できません。 ねんきん定期便では、累計の保険料納付額や直近13ヶ月分の納付状況がわかります。もし漏れや誤り、納付額の少なさに対する違和感などがあれば、すぐに年金事務所に問い合わせてみましょう。 ●受給資格期間の月数はどれくらいか 受給資格期間の月数がどれくらいになっているかも確かめておくと、将来年金を受け取れるかどうかがわかります。 65歳から受け取る老齢年金を受給するには、国民年金・厚生年金合わせて10年間、保険料を納める必要があります。つまり、受給資格期間が120月になっていれば、必ず将来年金が受け取れるのです。 漏れや不足なく年金保険料を納めた場合、30歳になった時点で120月分の保険料を納めたことになります。30歳以降に届いたねんきん定期便で受給資格期間が120月に届いていない場合は、一部期間の未納があったり、60歳以降も任意で国民年金に加入する必要があったりします。受給資格期間が現時点でどれくらいあるのかは、必ずチェックしておきましょう。 ●加入実績に応じた年金額や老齢年金見込額はいくらか ねんきん定期便では、加入実績に応じた年金額や老齢年金の見込額がわかります。50歳までは加入実績に応じた年金額、50歳以上からは老齢年金見込額がねんきん定期便に記載されています。 おおよその年金額がわかれば、年金以外の資産がどれくらい必要か見当をつけられます。年金以外の資産づくりに、目標を持って臨めるようになるでしょう。