「駆け込み需要が急増」 ハンバーガー店『ベッカーズ』、ブランドクローズへ 広報担当が明かす反響
関東近郊を中心に展開されていたハンバーガーレストラン『ベッカーズ』が、最後の店舗である千葉・柏店の閉店をもってブランドクローズすることを発表。広報担当が、閉店に伴う反響を明かしました。 1986年11月に『新宿三井ビルディング』に第1号店がオープンし、最拡大期には約40店舗を関東近郊で展開した『ベッカーズ』。1990年代に、自家焼成バンズを使用するハンバーガーが登場し、2014年には、“鹿肉バーガー”にて、『農林水産省第22回優良外食産業表彰地域社会貢献・環境配慮部門大臣賞』を受賞しました。そして22日に、最後の店舗・柏店が閉店を迎え、37年の歴史に幕を閉じます。 ブランドクローズにあたり、ベッカーズの歴史を感じてほしいとの思いで、最後のハンバーガー『ラスト・ベッカーズバーガー』が、9日から閉店の22日まで販売されます。1990年代に販売していたベッカーズバーガーを、今の食材で可能な限り再現し、自家焼成のバンズで提供するということです。
■広報担当が明かす反響「想定を大きく上回る出数」
広報担当によると、閉店を発表してからは「常連のお客さま、しばらく振りにご利用いただきましたお客さま、元従業員など多くのお客さまの駆け込み需要が急激に増えております」とのことで、最後のハンバーガーについては「想定を大きく上回る出数で食材の追加対応、購入をお待ちいただくお客さまの堵列(とれつ)整理に追われている状況です」と、大きな反響があることを明かしました。 SNSでは、「今までありがとうございました」、「無くなるの寂しい」など、閉店を惜しむ声があがっています。