Wi-Fiは使えるけどコンセント使用禁止のカフェ。長時間利用の「暗黙ルール」って何ですか?
Wi-Fiを無料で提供しているカフェが増えてきましたが、コンセントの使用を禁止している店舗も少なくありません。長時間作業をしたい利用者にとって、このようなルールに疑問を感じることもあるでしょう。 本記事では、コンセント使用禁止の理由やカフェを長時間利用するときの暗黙のルールなどを解説します。 ▼町内会費の支払いを拒否したら「今後ゴミを捨てるな」と言われた! 本当に従う必要はあるの?
Wi-Fiは使えるがコンセント使用が禁止されている理由は?
カフェがWi-Fiを提供しながらコンセントの使用を禁止する理由は、電気代増加と席の回転率低下を防ぐためと考えられます。 カフェの利用者がコンセントを使用すると、その分電気代がかかります。1人が長時間使用するだけなら電気代の負担はそれほど大きくありませんが、たくさんの方がコンセントを長時間使用する状態が継続されると、電気代の負担は大きくなるでしょう。 また、カフェは席の回転数で売り上げをたてているケースが多いです。1杯のコーヒーで長時間滞在されると、売り上げが見込めない可能性があります。特に、来店が見込まれる土日や大型連休などに席を長く占有されることで、売り上げが減少するリスクが高まります。 このように、カフェ側はWi-Fiを提供しながらも、電気代と滞在時間をおさえるためにコンセント利用を制限する場合があるのです。
コンセント使用禁止のカフェでコンセントを使うとどうなる?
コンセントの使用が禁止されているカフェで、勝手にコンセントを使用すると窃盗罪に問われる可能性があります。 刑法では電気もお金や品物とみなされており、コンセントを無断で使用する行為は電気窃盗に該当すると考えられます。刑法第235条によれば、窃盗罪となると、10年以下の懲役または50万円以下の罰金が科せられるおそれがあります。 店舗によっては1回目は注意だけで済むかもしれませんが、注意を無視してコンセントの使用を続けると罰則の対象となるかもしれません。コンセントの使用が禁止されているカフェでは、ルールに従い使用しないようにしましょう。
カフェを長時間利用するときの暗黙のルール
カフェを長時間利用するには、いくつかの暗黙のルールがあります。 カフェの混雑ピーク時には、長時間利用を避けるまたは席を譲るなどしましょう。ピーク時は、売り上げを確保するために席の回転率を上げたいのが実情です。カフェを長時間利用したい場合は、混雑しない時間を狙って行くとよいでしょう。 また、静かに利用することもマナーのひとつです。仕事をするために、カフェを長時間利用する方もいるでしょう。仕事の電話やオンライン会議などが発生するケースもあるかもしれませんが、カフェで作業する際はほかの利用者のことを考え、通話などは控えましょう。 ほかにも、一度の注文だけで何時間も居座るのではなく、追加注文やおかわりを頼むと利用しやすくなります。コーヒーなどの飲み物に加えて、食事やデザートなどコーヒーよりも単価が高いものをセットで注文するのもひとつの方法です。
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