横浜流星、原日出子と家族ぐるみの付き合い 映画『正体』で共演「心強かった」
俳優の横浜流星が10日、都内の映画館で行われた主演映画『正体』の大ヒット御礼舞台あいさつに登壇し、共演した原日出子との家族ぐるみの付き合いを明かした。 【写真】にこやかな笑顔で写真に応じた横浜流星 映画は、染井為人氏の同名小説(光文社文庫)が原作。日本中を震撼させた殺人事件で死刑判決を受けた主人公が、ある目的のために脱走し、偽名を使い、容姿を変え、間一髪の逃走を繰り返した“343日間”を描く。藤井道人監督と横浜が4年前から温めてきた、こん身の企画でもある。 11月29日の公開初日から3日間の興行成績で1位(※興行通信社調べ)を獲得した本作。横浜と藤井監督はきのう(9日)大阪と名古屋で計10回の舞台あいさつを敢行し、すでに2回以上鑑賞しているリピーターの多さに驚いたという。横浜は「どの作品も全力を注いでいますが、特に思い入れのある作品ですので、たくさんの方に届いていてうれしく思いますし、もっともっと届いてほしい」と喜びをあらわにした。 一方、物語の最重要人物である殺人事件の遺族を演じた原は、きょうが本作の舞台あいさつ初登壇。「実は流星くんとは、息子の同級生で昔からよく知っているんです」と切り出し、「家にも遊びに来て、みんなで雑魚寝したり、私の作ったご飯を食べたりしていました。それからずっと彼の作品を追っていて、いろいろな作品に出て活躍している姿を見て、『ああ、こんなふうに成長してるんだな』と思っていました。今回ご一緒できることが本当にうれしくて、逆にすごく緊張しました。『なんだ、たいしたことないじゃん』なんて言われたらどうしよう、なんて考えてしまって(笑)。空手の試合を応援しに行ったこともあって、本当に昔から仲が良かったんです」と、かねてより親交があったことを明かした。 横浜も「原さんと共演できてすごくうれしかったです。自分の過去を知ってくださっている原さんが、事件が起きる前の鏑木(役)を知っている役を演じてくださって、心強かったです。自分と重ねて演じることができました。本当に感謝しています」と話していた。 原は「流星くんの成長が本当に眩しくて、我が子を見守るような気持ちで共演させていただきました。この作品がヒットして、さらに活躍される姿をこれからも追いかけます」は宣言すると、横浜はうれしそうに微笑みを返していた。