映画版『Until Dawn -惨劇の山荘-』には新しいストーリーとキャラクターが登場する
映画版『Until Dawn -惨劇の山荘-』には新しいストーリーとキャラクターが登場する
ソニーは、PlayStationの人気ホラーゲーム『Until Dawn -惨劇の山荘-』の映画版で、原作ゲームとは異なる新しいストーリーとキャラクターを登場させることを明らかにした。 「Until Dawn」画像・動画ギャラリー CES 2025のプレゼンテーションにて、同社の映画部門であるScreen Gemsの社長を務めるアシュリー・ブラックスは、映画では原作を尊重すると述べた。また、原作でドクター・ヒル役を演じ、映画にも出演(役は不明)するピーター・ストーメアが、このアプローチは熱心なファンにも新規のファンにも楽しんでもらえると語っている。 「素晴らしく、非常に恐ろしい原作ゲームから『Until Dawn』に関わることができてラッキーでした。この作品は全体がホラーへ宛てたラブレターであり、原作の精神を称えたものなので、この映画に参加できることにとてもワクワクしています」とストーメアは述べた。 「映画ではひねりの効いたまったく新しいストーリーのなかで、新たなキャラクターや犠牲者が登場します。長年のファンも、初めて作品に触れる人も、これまでに観たことのないような『Until Dawn』を期待していてください」 映画ではひねりの効いたまったく新しいストーリーのなかで、新たなキャラクターや犠牲者が登場します ブラックスは映画の脚色についてさらに詳しく説明し、新たなアプローチを取るものの、原作ゲームを尊重することを強調した。原作では、8人の10代の若者たちが森のなかで不気味な夜を過ごす様子を描いており、プレイヤーの選択によってキャラクターの生死が決まるようになっている。 「こうしたゲームの映画化を成功させるカギは、つまるところ、原作を尊重することです」とブラックスは言う。「PlayStation Productionsと密に協力することにより、私たちや映画制作陣がゲームのクリエイターたちと直接関わりながら仕事ができるという利点が得られます」 「ファンがゲームのどんな要素や体験を気に入っているのかを見極めて組み込むだけでなく、初めて作品に触れる人を惹きつける新鮮でワクワクするものを提供するというバランスを慎重にとらなくてはなりません。『Until Dawn』を映画化するにあたり、原作ゲームの大ファンである監督のデヴィッド・F・サンドバーグは、ゲームの素晴らしさの本質を捉え、ファンにとってもっとも重要だと思われる要素を取り入れ、適切に敬意を表します」 「それから『Until Dawn』の世界を構築し、さまざまな恐怖に遭遇する若者たちという基本的な概念を使って、とても生々しくゾッとする新たなストーリーを描いていきます」 「Until Dawn」の世界が拡大すること関しては、PS5のリメイク版をプレイした人にはおなじみのことだろう。リメイク版では、続編につながると思われる新たなエンディングが導入されていた。 2024年10月4日に発売されたリメイク版では、(ここからネタバレ注意)ジョッシュとサムの「グッド」エンディングの最後に新たなシーンが追加された 。 カットシーンで、ラミ・マレック演じるジョッシュがウェンディゴの襲撃から生き延びる様子が描かれている 。 そしてナレーションでは、各エピソードの間にジョッシュとプレイヤーに語り掛けてくるセラピストのドクター・ヒルが、ジョッシュがついに救いを見つけることを述べている 。 しかし、2つのシーンのうち大きなほうは、一部プレイヤーの間で続編につながるものではないかと考えられている 。 ここでは、本作の舞台と同じ夜ではなく、ヘイデン・パネッティーヤ演じるサムの数年後の姿が登場する 。 ロサンゼルスでのアパートで夜明けに目覚めるサム 。 ベッドサイドテーブルには神話に関する本と薬が置かれている 。 彼女がスマートフォンのロックを解除すると、画面に血の染みが広がっていく 。 手を開くと腕のひどい傷跡から血が滴るが、本物のようには見えない 。 ドアがノックされ、さらに腕の血を拭うと、彼女の背後から「サム」と囁く声が聞こえ、画面が暗転する 。 そのため映画版『Until Dawn -惨劇の山荘-』では、ゲーム版の新作に関連するものが描かれるか、映画自体が続編になる可能性があるが、原作ゲームを開発するSupermassive Gamesは新作について何も示唆していない 。 映画版『Until Dawn -惨劇の山荘-』は、米国で2025年4月25日公開予定 。
Ryan Dinsdale