「富士宮やきそば」台湾でPR 麺持ち込み1500食販売
富士宮やきそば学会はこのほど、台湾・高雄市で開かれたB-1グランプリに出場した。食材の現地調達が多い海外遠征だが、今回は富士宮やきそばの定義でもある富士宮市内製造の蒸し麺の持ち込みを果たした。メンバーは「本物の味により近い物を提供できた」と振り返る。 学会は食材現地調達時の外国人向け海外展開名称「Mt.FUJIYAKISOBA」ではなく、独特の蒸し麺が使えたため「富士宮やきそば」ののぼり旗をブースに掲げて来場者を呼び込んだ。2日間で約1500食を販売した。 麺の持ち込みには輸出手続きや運送業者の手配に厳しいチェックがあったという。学会理事の勝呂早希さんは「国によって厳しさに差はあるが、持ち込むために必要なことを経験できた。台湾でやきそばを焼きたい企業などをバックアップすることもできると思う」と話した。
静岡新聞社