フランス債が2020年以来の大幅下落、マクロン氏辞任観測も拍車
欧州市場で最も流動性が高い部類に入り、域内で最も安全な資産であるドイツ債の代替と見られることの多いフランス債にとって、これだけの大きな下落は異例。このボラティリティーは「フランス債に対するリスク認識の変化を示す」と、ソシエテ・ジェネラルのストラテジスト、アダム・クルピエル氏は指摘した。
S&Pグローバル・レーティングは5月にフランスを格下げし、同国の財政赤字は2027年末まで国内総生産(GDP)比3%を上回り続けるだろうと予想した。
フランス格付けを「AA-」に引き下げ、見通し安定的-S&P
原題:Macron Exit Plans Denied After French Bonds Drop Most Since 2020、Italy Yield Premium Rises to 151bps for First Time Since Feb.(抜粋)
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Alice Gledhill