ロゲイニングで地域再発見 松本の堀米町会が初企画
長野県松本市島立の堀米町会の児童やその家族が5日、堀米周辺にある史跡や名所を訪ね歩いて点数を競う競技「ロゲイニング」を楽しんだ。地域の宝に触れることを目的に町会の公民館や育成会が初めて企画し、参加した12組が高得点を目指して元気に地域を歩いた。 国道158号沿いにある開道記念碑、カエルの水道がシンボルの堀米公園、寺子屋跡など約30カ所のチェックポイントが設けられた。各ポイントには発着点の堀米公民館から訪ねる難易度に応じて点数が設定され、参加者は配られた地図を参考にポイントを回った。防災意識を高めてもらうことも目的に実施し、防災倉庫、避難所に指定されている島内の松島中学校などもポイントに設定された。 慣れ親しんだ近所でも「こんな場所に石碑があったんだ」「地元だけど初めてこの道を歩いた」と驚く参加者が多かった。堀米公民館長の中澤昌久さんは「地域の宝を知り、もっと地域を好きになってもらえたら」と話していた。
市民タイムス