30分間車のエアコンを「つけっぱなし」にした場合、ガソリン代はどのくらいかかりますか?病院の診察開始まで車で待機したいのですが…。
夏の暑い日に車に乗るとき、冷房をつけて涼むドライバーは多くいます。しかし「冷房をつけるとガソリン代がかかる」と考え、どの程度使用しようか迷う人は少なくないようです。 今回のケースのように長い待ち時間を車で過ごす場合、冷房をつけっぱなしにするとどれくらいの燃料費がかかるのか気になるかもしれません。 本記事では、停車時にエアコンを使う場合のガソリン代について解説します。 ▼ガソリンスタンドで「タイヤが消耗していて交換しないと危険」と言われた! すぐに換えるべき? 交換時期の目安についても解説
エアコンつけっぱなしで30分の停車……。ガソリン代は?
エアコンをつけっぱなしにしたまま30分間停車するとどれくらいガソリン代を使うかは、車種や温度設定、運転モードなどにより変わる可能性があるため、一概にはいえません。ここでは例として、排気量が2000ccの車に乗っていると仮定して計算します。 ■アイドリング時のガソリン使用量は約250cc 川崎市によると、排気量が2000cc車でアイドリング(エンジンをかけて停車している状態)しているときのガソリン消費量は、以下の通りです。 1.ギアは「N(ニュートラル)」でエアコンOFF:10分間に130cc 2.ギアは「D(ドライブ)」でエアコンON:10分間に260cc ギアによる差もありますが、エアコンのON・OFFで燃料消費に大きな差が出ることが分かります。 今回のケースでは、駐車場などでギアは「P(パーキング)」で停車していると考えられるため、2のケースとは少し異なります。ここではおおむね同じくらいの消費量であると考え、10分間で250ccのガソリンを消費すると仮定しガソリン代をシミュレーションしましょう。 ■30分停車すると約131円消費する 今回のケースでは30分停車するため、使うガソリンは3倍の750ccほどと考えられます。経済産業省資源エネルギー庁によると、8月5日時点のレギュラーガソリン店頭現金小売価格の平均は「174.6円/1リットル」です。 そのため750cc消費する場合、「約131円」のガソリン代を使う計算になります。車種やエアコンの使用条件によってはもっと安くなるかもしれませんが、少しでも節約したい場合は、停車中の「エアコンつけっぱなし」は控えた方がいいかもしれません。