ドジャースとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第3戦の試合前会見に臨むメッツのアロンソ（撮影・柳原 直之）

　メッツのピート・アロンソ内野手（29）が16日（日本時間17日）、本拠でのドジャースとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第3戦の試合前会見に臨み、悲願の世界一に向けた心境を吐露した。 　メディアから目標の世界一まであと7勝と振られると「正直なところ、1日1日を大切に過ごしている。どうやってここまで来たかというと、ただその瞬間に集中し、その瞬間にとどまることで、必ずしも先走る必要はない。一日一日を大切にする。それだけだ。そして、一球一球、すべてのイニングで勝つためにできることは何でもやっている。そのことに集中し続けることができれば、もう野球は残っていないと言われるまで、続けられることを願っている」と目先の1球、1打席、1試合に集中することに尽力していることを明かした。 　また、第4戦で先発する予定の山本とは4月19日に敵地で対戦し、3打数1安打1打点、1三振という内容だったが、その時の印象については「彼はいいものを持っている。とても洗練された男だ」と答えた。ただ「でも今日は（ドジャースの先発に）ビューラーがいる。一人ずつ、一日一日に集中しなければならない。今のところ、それが今シーズンの僕らにとってのやり方だと思う」とクギを刺すことも忘れず。そのうえで「今日の試合が終われば、山本のことを考えながら準備を始めることになる」と冷静に話していた。