「グリップなんてなんでもいい」ってホント!? グリップより大事なことを教えます【謎キャラコーチ『わきゅう』の気になる話♯91】
坂詰 それは見てみないとわかりませんが、握り方をいろいろ試してみるのはアリだと思いますよ。球がつかまらない人、いつも右に出る人などは、少しスト ロングにすると、よくなることも多いですから。とにかく、大事なのは、正解はひとつじゃないってことです。教科書に書いてあるグリップだけが正解なら、プロはみんなそのグリップで握っていますよ。 O編 自分の好きなプロがやっていたり、プロにすすめられたりすると、その形をマネしたくなる気持ちもわかるけどね。 坂詰 でも、体形も柔軟性も筋力もみんな違うので、グリップやスウィングの形にこだわるのは、あまり意味がないんです。 O編 具体的に言うと? 坂詰 グリップと関係した動きで言うと、掌屈(手首を手のひら側に折る動き)ですかね。よく、球をつかまえたかったら「ダウンスウィングで左手首を掌屈しろ」なんて言われるじゃないでに掌屈の度合いが大きくなるし、ストロンググリップの人は自然に掌屈の度合いが小さくなる(左腕と左手の甲が真っすぐになる程度)わけです。 O編 グリップによって、自然に形が変わるわけだね。 坂詰 ところが、「掌屈がいい」って聞くと、ストロングの人まで無理に掌屈させちゃう。でも、ストロングの人が、ウィークの人と同じくらい掌屈させたら、フェースがかぶりすぎて、球が上がらなくなってしまうので注意してほしいんです。とにかく、スウィングはデザイン(形)よりも機能(中身)が大事。形にこだわると、あまりいいことはないんですよ。 PHOTO/Takanori Miki ※週刊ゴルフダイジェスト2024年12月3日号「ひょっこりわきゅう。」より
週刊ゴルフダイジェスト
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