74歳で急逝、恩師・石井好博野球部監督を語ろう 習志野高教え子が「出会いに感謝する会」12月開催 千葉県球界に足跡
習志野高校野球部のエース、監督として夏の甲子園で優勝し、昨年11月に74歳で急逝した石井好博さんの教え子たちが「石井監督との出会いに感謝する会」を12月に計画している。会事務局は「野球王国・千葉を築いた“レジェンド”の思い出を語り合い、一般の高校野球ファンの方も楽しめる明るい集まりにしたい」と広く参加を呼びかける。 千倉町(現南房総市)出身の石井さんは、同校エースだった1967年に千葉県勢初の全国制覇。早大を経て監督になり、26歳だった75年の甲子園で母校を優勝に導いた。監督在任中は春2回、夏4回甲子園出場。甲子園通算成績は10勝5敗(夏9勝3敗)。 石井さんの偉業を振り返り、思い出を語ったり、写真パネルを展示したりしようと、掛布雅之さん(元阪神)や甲子園優勝投手になった小川淳司さん(ヤクルトGM)ら教え子有志が発起人となり「感謝する会」を企画した。石井さんのエピソードを集めた冊子を参加者に配布する予定。 会事務局の桜井孝史さんは「選手、監督として最高の実績を残した人ですが、まったく偉ぶらない人でした」と恩師の人柄を語る。石井さんは教え子たちを「大好きな野球を一緒にやった仲間だと思っている」と話していたという。 「感謝する会」は12月14日午後5時から2時間程度、浦安市のホテルオークラ東京ベイで開催。1人1万円の会費制で事前申し込みが必要。詳細は会ホームページ(https://narashino.cloudfree.jp/)。