「拉致問題を知って」 被害者家族と黒岩知事が高校生に特別授業
tvkニュース(テレビ神奈川)
若者の拉致問題への関心を高めようと、神奈川県内に住む被害者家族と黒岩知事が横浜市内の県立高校で特別授業を行いました。 県立城郷高校を訪れたのは、黒岩知事と川崎市に住む横田拓也さん。 北朝鮮の拉致被害者、横田めぐみさんの弟です。 めぐみさんは中学1年生だった当時、新潟県で拉致されいまだ帰らぬまま。 ことしで47年が経ち、いま問題の「風化」が懸念されています。 県が初めて開いたこの特別授業は、若い世代に関心をもってもらうことが狙いで、集まったおよそ500人の生徒は拓也さんと知事の言葉に熱心に耳を傾け、直接質問もしました。 生徒 「高校生の僕たちができることを教えてください」 横田拓也さん 「困っている人や悩んでいる人に手を差し伸べる。 そうした勇気と優しさを持つことでこうした人権問題がもっとよく分かると思う」 日頃からさまざまな人権課題に取り組む生徒たちですが、拉致問題に関する授業を受けるのはきょうが初めて。 小学1年生の弟がいるという生徒は。 2年生安武希莉さん 「(横田さんと)家庭環境がすごく似ているので自分がもし当事者だったらと置き換えて聞くことができた。 次世代に伝えていくことが私たちにできることなので分かりやすく説明できるように自分なりに考えて組み立てることが必要と感じた」 横田拓也さん 「聞いた人がさらに一人でも多くの方に語ってくれれば、本当に大きな世論の力に結びつく。 本当にきょうの機会は良かった」
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