10万円プリペイドカード購入の客に「高過ぎる」 コンビニ副店長が詐欺防ぐ 兵庫・宝塚
高齢男性の詐欺被害を未然に防いだとして、兵庫県警宝塚署はセブン-イレブンハートインJR宝塚駅改札口店(兵庫県宝塚市栄町2)の副店長木嶋冬弥さん(31)に感謝状を贈った。 【写真】六甲山中で倒れていた少女2人保護 「だめかもしれない」体さすり続ける 9月17日午後4時ごろ、10万円分のプリペイドカードを買おうと、高齢の男性が同店を訪れた。レジで購入理由を尋ねると、男性は「息子に渡す」「ゲームの費用に使う」「電話で息子と話した」などと説明。木嶋さんは「ゲームにしては高額過ぎる」と特殊詐欺の可能性を疑い、「少し待ちましょう」と20分近く話をして男性を落ち着かせ、警察に連絡した。 同署によると、駅前のコンビニ店とあって購入を急ぐ客が多い中、根気強い対応が功を奏したという。木嶋さんは「詐欺被害が広がっていると会社から知らされていた。10万円は大きいので被害を防げてよかった」と話していた。(冨田佳久)