東京03飯塚「当時は新しすぎましたよね」大竹まことが語る演劇ユニット ラジカル・ガジベリビンバ・システムのコントに衝撃
◆飯塚もうなる“ラジカル・ガジベリビンバ・システムのコント”とは?
飯塚:お客さんも“おしゃれな人たちが、いっぱい来た”って聞きましたよ。 大竹:そうなんだよ。「砂漠監視隊」っていうコントがあるんだけど、どうやって舞台を使ったかというと、8階に(会場が)ある舞台一面を砂で埋めて、砂漠に見立てたんだよ。トラック何台で(砂を)運んだかな。 飯塚:えぇ……! 大竹:それで「砂漠監視隊」っていうのは、何もない砂漠を監視する人たちのコントなんだよ。 飯塚:お~、面白そう! 大竹:何にも起きないんだけど監視しなくちゃいけないの。だから「報告! 今日は何もありませんでした」って。やることがないから「じゃあ、じゃんけん大会をしようか」「ただいまより、世界じゃんけん大会を開催します!」「きみが優勝です」「はーい!」って。その後に虚無が訪れる、そんなコントだった。 飯塚:面白いですね~! その笑わせ方って当時は新しすぎましたよね。 大竹:そうだね。それにとてもおしゃれだったのは、始まりか終わりか忘れたけど、舞台の真ん中からスーッとひと筋の砂が落ちてきて、小さな砂の山みたいになっていくんだよ。いとうせいこうと桑原茂一が加わってから、どんどんおしゃれになっていったね。 (TOKYO FM「TOKYO SPEAKEASY」放送より)