【判決前に面会30分 全文】「無罪を信じる」妻殺害事件 元長野県議・丸山大輔被告「検察への怒りが強い」「DNAが一番の証拠」「犯人は早く出て来い」「子どもと食事したい」
「子どもと一緒に食事を」
--どんな生活をして、判決を迎えたい? 「無罪を信じて待つだけ。裁判が終わって退屈です。何のためにここにいるのか」 --無罪判決で釈放されたら何をしたい? 「子どもと一緒においしいものを食べられればそれでいいかな」 --公判で印象に残っていることはありますか? 「もともと出てることばかりで、中身どうこうということはない。知り合いに会えてよかったなとは思う。ニヤニヤしちゃいそうになった。してたと思いますけど」 --裁判の中で、希美さんの姉や母親の話を聞いてどう感じた? 「仲のいい家族だと思っていたので(2人の)気持ちはわかるが、私を犯人だと思っているのではないかとせつない気持ちになる。今でもみんな家族だと思っているので。犯人に対しての怒りは私も共通して持っているし、同じ思いというのはある。お義父さんが亡くなってしまって、私もそれは非常に切ないと思う」 --亡くなったお義父さんや希美さんに思うことはある? 「毎日、2人には話しかけているような気持ち。天気がいいときなんかじゃ、『天気がいいね』とかって語りかけている。そばにいるような、日常生活のような会話をしている。お義父さんと希美を意識している」 --最終意見陳述で、「仕事も失い、恥をかいた」と話していたが、恥をかいたとは? 「裁判で恥ずかしい文章が流出して最悪だなと、それがきつい。恥ずかしくて街を歩けない。あんなの必要ないでしょと。私の内面をそれで証明しようとするのが間違い」 --無罪となるには、何が決め手となると思う? 「現場の状況を見てもらえれば。DNAが一番の証拠ですよ」 言葉に詰まることなく問いかけに応じた丸山被告。面会は30分で終わった。 担当記者は面会での丸山被告の印象について、「基本的には淡々としていて落ち着いた様子でした。笑顔になったり、語気を強めたりする時もありましたが、本心がどうなのかはうかがい知ることはできませんでした」と話す。 注目の判決は12月23日。 (長野放送)
長野放送
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