Dynabook、GIGA第2期向けChromebookを発売開始!着脱式で約563gの軽量タブレットにもなる
DynabookからChromebookの「dynabook Chromebook C70」が発表された。すでにWindows搭載の「dynabook K70」があるが、これのChromebook版とも言える機種で、タブレット本体を取り外せる2in1デタッチャブルタイプ、スタンドのない自立型デザイン、滑りにくい表面のデザイン、外れにくいキーボードをはじめとする数々の教育向けの特徴をそのまま踏襲したChromebookとなる。 【画像】dynabook Chromebook C70を学校のデスクに教科書などと一緒に置いたところ ■ Chromebookを搭載した10.1型2in1デタッチャブルタイプ 「dynabook Chromebook C70」はとことん「こども目線」で作ったというタブレット。GIGAスクール構想第2期を想定したものとなり、10.1型液晶を搭載した2in1デタッチャブルタイプのタブレット。キーボードドックから本体を取り外し、本体だけで利用したり、本体だけ持ち運ぶことが可能。タブレット本体は約563gで、子供の荷物を軽くすることもできる。 OSはChromeOSで、CPUはMediaTek Kompanio 520を搭載する。RAM容量は4GBまたは8GB、ストレージ容量は32GBまたは64GBから選択できる。液晶画面は10.1型で解像度は1280×800ドット、本体に充電式の静電ペンを内蔵する。ワイヤレスはBluetoothとWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)に対応。さらにLTE搭載モデルも選べ本体のみでネット接続もできる仕様が選択可能。 カメラはリアが約500万画素、フロントが約200万画素で、使用時には横のLEDが光り、相手側に撮っていることが分かるようになっている。 インターフェースは、USB Type Aが1ポート、USB Type-Cが、マイク入力兼ヘッドホン出力で、USBはいずれもUSB 3.2(Gen1)で左側面にまとめている。Type-CはPD、外部ディスプレイ出力に対応する。LTE搭載モデル以外は右側面にピンで取り出す構造のmicroSDメモリカードスロットを内蔵する。 サイズは本体とキーボードドックを装着したときで248×185×20.45mm(幅×奥行×高さ)で、重さは約1092g。なお、LTE搭載モデルとした場合は本体側が12g重くなり合計の重さは1104g。バッテリー駆動時間は約15時間。 ■ Windowsのデザインコンセプトを踏襲した「こども目線」のタブレット 学校での利用を想定した耐久性は、本体外周に滑りにくく耐衝撃性に優れた熱可塑性ポリウレタンを採用し、落下に備える性能と、手にかかりやすく落下を防ぐ性能のどちらも備えた。76cmからの落下試験を行なっており、今後、アメリカ国防総省制定のMIL規格に準拠したテストを実施する予定だという。 すでにWindows版のdynabook K70を登場させているが、基本的なデザインや機能は踏襲するが、ポリウレタンのカラーがWindows版と異なるだけでなく、外形寸法、インターフェースの位置などが異なっている。 キーボードはdynabook K70ではローマ字打ちに特化したアルファベットを大きくしたキートップとなっていたが、dynabook Chromebook C70では一般的な印字になる。ただし、キートップの隙間に異物が入ってキーが外れることのないよう突起を備える構造はdynabook K70と同様。ペンはキーボードドックの右側から差し込み収納を可能にしている。 また、dynabook K70で用意している専用オプションのハンドル付きハードケースは、持ち歩くときに便利で、採用して各児童のタブレットの装着している学校もあるという。dynabook Chromebook C70にも用意するよう準備をしているとのことだ。
こどもとIT,正田拓也