OFGMで対戦の伊藤澄哉のボディー攻め予告に山口裕人「研究しているんでもらわない。今回は作戦勝ちで行く」【RISE】
RISEの大阪で開催されるビッグマッチ「RISE WORLD SERIES 2024 OSAKA」(6月15日、大阪・エディオンアリーナ大阪 第一競技場)の追加対戦カード発表会見が4月23日、都内で開催された。 山口裕人と侑馬(ともに道化倶楽部)の山口兄弟が揃ってオープンフィンガーグローブマッチ(OFGM)に出場する。 兄の裕人は昨年11月の「FIGHT CLUB」で西谷大成に敗れて以来の再起戦で伊藤澄哉(戦ジム)と対戦する。 伊藤は「ようやくかという感じ。2年前に侑馬選手にサミングで途中判定で負けてから、ずっと心の中でモヤモヤしていた。このモヤモヤした気持ちをお兄ちゃんにぶつけたい」、裕人は「オープンフィンガーをやっていくんだったら、伊藤澄哉は倒しておかないといけないなと思う。あんまり舐めたらあかんで、俺を」と語った。 互いの印象について問われ、伊藤が「本番での勝負強さ。だから油断したらやられると思っている」と語れば、裕人はここでも「オープンフィンガーをやっていくなら倒さないかん選手」と伊藤を評価したうえで「今回は結構動画を見て研究させてもらっている。なので、今回は作戦勝ちで行く。作戦を練って練ってしばきたい」と続けた。 また伊藤がシュートボクシング(SB)世界スーパーウェルター級王者の海人と裕人とのスパーリングの動画を引き合いに出し「ボディーで倒したい」とボディー攻めを予告すると、裕人は「あれはわざと倒れてる。効いてない」との返し。なおも「今、ボディー練習しているんで」と続ける伊藤に「左ヒザやろ。知ってんねん」と研究の片りんを見せる裕人は「ボディーはもらいません。研究に研究しているんで。めちゃくちゃ盛り上げてKO勝ちしようかな。KO勝ちします」と強引に締めくくった。
弟・侑馬は山畑雄摩と対戦
弟の侑馬は「FIGHT CLUB」で星野孝允に判定勝ちを収めて以来の試合で山畑雄摩(心将塾)と対戦する。 山畑は「実は6月2日にDEEP☆KICKで引退式を組んでもらっていたが、この話をいただき、DEEP☆KICK代表の林塾長と話し、こちらの試合をさせていただくことになった。本来、グローブでやってきた選手ですが、最後にやり残したオープンフィンガーというものにも興味があった。しかも相手が何度か練習したこともある山口侑馬選手。山口兄弟といえばオープンフィンガーの代表格。ここで勝ったらかっこいいなと思い、試合を受けた。爆発させたい」、侑馬は「何回か練習していて、練習では結構しばいているんですが、まだ分かってないんで。仲はいいんですが、なめられたままやったら終われないんで、分からしたろうかなと思ってます」とそれぞれ語った。 互いの印象については山畑が「山口侑馬選手は何回も目の前で見たことはあるが、見た目が怖すぎて目を合わせるのは嫌(笑)」と語れば、侑馬は「見た目で怖いというような関係じゃないんですよ。何回も練習しているし(笑)。交流のある選手と試合をするのはほぼ初めてなので、今はそんなに関係ないけど始まってみて、そこがどうなるか。でも多分、普通にしばける思う(笑)。普通にしばかしてもらいます」と知る仲ではあっても、それとこれとは別という姿勢を見せた。 また山畑は「僕はRISEでKOしたことがないのでKOしたい。倒して終わりたい」とKO勝ちで有終の美を飾ることを目標に掲げた。侑馬は「勝ち方で一番いいのはKO勝ち。でもその1個下はKO負け。負ける時も派手に負けたい。やっぱ、それもプロの仕事だと思っているので、激しい試合をしたい。戦ってくれるような相手じゃないですけど、その戦いの場に引き込みたい」とプロとしての哲学を口にした。