インドで五輪プールよりも大きな看板が落下、一時100人超が下敷きに 14人死亡・75人負傷
インドの金融都市ムンバイで巨大な看板が落下する事故があり、14日重機を使って生存者の捜索活動が行われた。 事故は13日、雷雨のさなかに発生。五輪サイズのプールよりも大きな看板が倒壊した。ガソリンスタンドや家屋、自動車を押し潰した。当局はこの事故で複数が死亡、100人以上が一時下敷きになったと発表した。 救助隊は夜を徹して救助にあたったが、さらなる困難に直面した。ガソリンスタンドの給油機が近くにあったため、現場ではガス切断機が使えず作業は難航した。 巨大な広告板の大きさは約1338平方メートルで、広告看板として認められる最大サイズの9倍あったという。地元自治体によると、この看板は当局から設置許可を得ていなかった。当局はこの看板の所有者に対し、直ちにすべての看板を撤去するよう指導したという。 事故のあった13日、ムンバイは砂嵐や豪雨に見舞われていた。強風にあおられた看板は倒壊し、市内の交通はまひ状態になったほか、ムンバイ空港でもフライトに支障が発生した。