公開されたポスタービジュアル。吉沢、板垣、原が抱腹絶倒のラブコメを届ける

俳優、吉沢亮（30）が映画「ババンババンバンバンパイア」（浜崎慎治監督、25年2月14日公開）に主演し、銭湯で働く450歳のバンパイア役に挑戦することが14日、分かった。ピュアな少年の初恋と童貞喪失を阻止しようとするラブコメディーで、吉沢は美形キャラでドタバタ劇を披露。少年役は板垣李光人（22）、初恋の相手役は原菜乃華（21）に決まった。 ファッション誌の恒例企画「ViVi国宝級イケメンランキング」では殿堂入りの実績を持つ吉沢。今回はイメージを覆すぶっ飛んだ演技で「久々のコメディーとなり、とても楽しく撮影ができた」とアピールした。 「ババンババンバンバンパイア」は同名人気漫画が原作。銭湯に住み込みでバイトする主人公・森蘭丸の正体は450歳のバンパイアで、18歳童貞の血を求めて銭湯の一人息子で15歳の李仁（りひと）に接近。純潔で成長する日々を見守る中、李仁が同級生の葵に一目ぼれ。初恋の成就は童貞喪失の危機で、蘭丸はあの手この手の阻止作戦に出る。 吉沢は人気映画「キングダム」シリーズなどで知られ、2021年にはNHK「青天を衝け」で大河初主演。コメディーは今作の浜崎監督がメガホンを執った20年の映画「一度死んでみた」などに出演し、同作では存在感ゼロという難しい役どころで評価された。 今回は絶世の美形キャラだがコミカルに右往左往するという〝落差〟のある演技で新境地を開拓。吉沢は「豪華俳優陣でくだらないことを全力でやっている、愉快な映画になると思います」と胸を張っている。 ピュアな性格の李仁役を務める板垣は「役柄が同じ名前で驚きましたし、ここまで吹っ切れたコメディーは初めて」と説明。吉沢とは「青天－」で共演しており、今回は撮影前に食事をともにするなどして交流。「吉沢さんの蘭丸だからこそ、素直に李仁を演じることができた」と感謝した。 葵役の原は、蘭丸がバンパイアと確信しつつも気になる存在になっていく役どころ。コメディエンヌとして登場人物の関係性に影響を与えるが、「この作品はバンパイアさまの麗しさと、李仁君のピュアなかわいらしさにたくさん癒されて、たくさん笑っていただける作品です」と呼び掛けている。 ★ドリフが元ネタ

タイトル「ババンババンバンバンパイア」はザ・ドリフターズの「いい湯だな（ビバノン・ロック）」などの歌詞が元ネタだという。制作側は吉沢の起用理由について「バンパイアとして人間離れした美しさの説得力を持ちつつ、一方で人間くさいキュートさがなければ成立しないキャラクターは吉沢さん以外考えられない」と説明。来年1月からはテレビ朝日系で同タイトルのアニメ版（土曜後11・30）もスタートすることも決まっている。