メッシがロマーノ氏にMLS移籍後の変化を語る「プレースタイルを再構築した」
インテル・マイアミ所属のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが、移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏のインタビューに応じ、MLSや自身のプレーの変化などについて語った。『433 Football』のアプリ版が10月31日に配信した。 メッシはロマーノ氏にMLSに対する感想を求められると「人々のMLSへの情熱に驚いた。(アメリカでは)バスケットボールや野球やアメリカンフットボールに対する情熱が凄いことは知っていた。これらと比べると、サッカーに対する人々の情熱は低いものだと思っていた」とアメリカでのサッカーへの人気が想像していた以上のものだったと説明。続けて、ホームチームを後押しするサポーターの力が強いためアウェイ戦がとても難しいこと、全てのチームの力が拮抗していること、有望な若手が多いことなどを好意的に捉えていると語った。 また、ロマーノ氏から「MLS移籍後にプレースタイルを変えた?ドリブルを減らし、パスを増やした印象がある」と言及されるとメッシは「自分の年齢などを考慮ながらMLSに適応できるようプレースタイルを再構築した。これは自分にとって新しいことで、とても快適に感じている」と、自身のプレーに調整を加え、その結果、良いフィーリングを得たことを明かした。 さらにメッシは、MLSレギュラーシーズンで史上最高の勝ち点「74」を獲得したインテル・マイアミにとって、同リーグのプレーオフ王者「MLSカップ」を獲得することが重要だと主張。そして、「自分たちは(レギュラーシーズンで)避けることができた多くのミスを犯した。これらは多くの場合、柔らかい表現を使っても『バカげた』ミスだった。プレーオフで、そんなことをしてはいけない。なぜならその代償は高く、トーナメントから蹴り出されてしまうからね」とミスを減らす重要性を語った。 そのうえでメッシは「かつてないほど強くならないといけない。自分たちが持っているアドバンテージを最大限に活かすんだ。自分たちは優勝候補だと思うけれど、他にも難しい相手がいる。誰も何も与えてくれない」と強い気持ちをもってMLSカップに向かう姿勢を強調した。
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