韓国育犬協会は「200万頭放つ」猛反論…美しき大統領夫人が犬食用禁止法で「里親になって」物議発言
韓国で画期的な法律ができそうだ。 1月9日、国会で食用目的で犬の飼育や繁殖をし、肉を販売することを禁止する法案が可決したのだ。今後、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が署名すれば成立。違反すれば2~3年の懲役か、3000万ウォン(約300万円)ほどの罰金が科せられる。しかし、犬肉を食べたことへの罰則はない。 美脚の際立つ黒いスカートで…韓国美しきファーストレディ「大胆なピンクシャツ」写真 「韓国では犬をペットとして家族のように可愛がるのが一般的となり、犬肉食に反対する人が増えていました。動物保護団体は『素晴らしい法案だ』と絶賛。犬肉料理を多く提供するソウル郊外の牡丹(モラン)市場でも、最近はメニューから犬関連の食事が減少傾向にありました。 一方で育犬協会などは『200万頭を政府に向けて放つ』と猛反発。『犬肉食は韓国の伝統文化だ』と訴えています。愛食家の中には『せっかく滋養強壮に良いのに……』と嘆く人も多いそうです」(韓国紙記者) 賛否両論の犬肉食禁止には、美しきファーストレディ・金建希(キム・ゴンヒ)夫人の言動が色濃く影響している。『FRIDAYデジタル』は’23年7月4日配信の記事で、物議を醸した金氏の言動を紹介。再録して騒動の背景を振り返りたい(内容は一部修正しています)ーー。 ◆〈BUSAN IS READY〉 ファーストレディ・金氏が、再び話題となっている。 ポイントとなったのはキーホルダーだ。’23年6月20日からフランスのパリで開催された、博覧会国際事務局総会に夫の尹大統領と出席。ソウル空港から出発する際に持っていたバッグにつけられたキーホルダーには、こう記されていた。 〈BUSAN IS READY〉 「釜山は準備ができている」ーー。つまり’30年に開かれる万博で、釜山への誘致を呼びかけたのだ。尹大統領と金夫人は、フランスのマクロン大統領夫妻とも面会。その時、金夫人が履いていた黒いロングスカートも、〈大胆なデザイン〉とネット上で高い評価を得た。 金夫人の日常は忙しい。フランスに続いて6月22日には尹大統領とともにベトナムの首都ハノイを訪問し、同国の伝統服である緑のアオザイを着て両国の親交イベントに参加。ボー・バン・トゥオン国家首席のファン・ティ・タイン・タム夫人には、こう褒められた。 「緑色がよくお似合いです。韓国の首脳夫人として初めてアオザイを着てくださり、とても感謝しています」 金氏は国内で物議を醸す問題の渦中の人でもある。キッカケは5月31日にソウル市議会へ提出された「犬肉食を取り扱う食堂と業者に500万ウォン(約50万円)の罰金を科す」という条例案だ。 「金夫人はバラエティ番組へ出演し、自身の愛犬を抱いて〈ペットたちの里親になってほしい〉と訴えるほどの動物愛護家です。ファーストレディになるずっと前から捨てられた犬を保護し、虐待された動物の支援をするなどボランティア活動をしてきました。金夫人の影響で『犬肉食禁止』の運動が大きくなっているんです。ソウル市議会に提出された条例は、そうした流れの一環でしょう。 一方で『犬肉食禁止』に反対する動きもあります。『犬肉食』は韓国の文化であると。そもそもファーストレディである金夫人が、政治的な言動をとること自体が間違いだという意見もあるんです。6月8日には『大韓肉犬協会』に所属する数十人の業者が、大統領官邸前で抗議活動を行いました」(韓国紙記者) テレビ番組での発言が、大きくクローズアップされる韓国のファーストレディ。その影響力は、日に日に強まっている。
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