RIZIN大晦日で鈴木千裕とクレベル・コイケが対決 フェザー級王座かけた“再戦”「本当のチャンピオンになる」
大晦日に開催される格闘技イベント「RIZIN DECADE」で、現RIZINフェザー級王者の鈴木千裕選手と、第3代RIZINフェザー級王者であるクレベル・コイケ選手の対決が実現する。 【写真】睨み合うクレベル・コイケ選手と鈴木千裕選手 場所はさいたまスーパーアリーナ。ルールはRIZIN MMAルール(5分3R、RZINフェザー級66.0kg)で行われる。 チャレンジャーとなるクレベル選手は「1年半待ち続けてきたチャンスをもらえてうれしいです。この一戦で再びベルトを手にしたいです」とコメント。 鈴木選手は2023年に行われたクレベル選手との試合を「前回の試合はノーコンテストでしたが、自分の中では負けを認めてます」と振り返る。 その上で「この大晦日にリベンジして、本当のチャンピオンになるんで。それを楽しみにしてほしいです」と意気込みを語った。
1年半越しの再戦、鈴木千裕vs.クレベル・コイケ
両者の対決は2023年6月に開催された「RIZIN.43」以来となる。 当時はクレベル選手が王座として鈴木選手を迎えたものの、前日計量でクレベル選手が体重超過により王座剥奪。鈴木選手が勝った場合のみ王座獲得となったが、クレベル選手が勝利したためノーコンテストとなった。 その後鈴木選手は、2023年11月の「RIZIN LANDMARK 7 in アゼルバイジャン」でヴガール・ケラモフ選手とフェザー級タイトルマッチを行い勝利。第5代RIZINフェザー級王座を獲得した。 一方のクレベル選手は、鈴木選手との対決から1年後の2024年6月、「RIZIN.47」でフアン・アーチュレッタ選手に勝利。勝利後、リング上から王者・鈴木選手を挑発すると、会場にいた鈴木選手もリングへ。 互いに顔を付け合わせ、クレベル選手が「いつ戦う? いつできる?」と問えば、鈴木選手も「いつでもOKだ。やろうぜ」と返す展開に。そのため、2人の対決には大きな期待が寄せられていた。
10年間の集大成となる年越しイベント「RIZIN DECADE」
11月5日に行われた記者会見では、「RIZIN」の榊原信行CEOから大晦日のイベントに関する情報が発表。 イベント名が「RIZIN」10周年の集大成となる「RIZIN DECADE」になること、5年ぶりの年越しイベントとなることが明かされた。 イベントは3部構成となる予定で、対戦カードは鋭意調整中。イベント終了後には選手たちも交えたカウントダウンも行われる。 なお、記者会見の終盤に榊原信行CEOは、9月に開催された「RIZIN.48」でのドーピング検査の結果について、タイトルマッチに出場した4選手はいずれも「陰性」だったと報告。 平本蓮選手を巡るドーピング疑惑で大きく揺れた「RIZIN」だが、現在、ドーピングに関する新たなポリシーについて、「年内をめどに発表できるよう策定中」と説明した。
KAI-YOU編集部