体動かす楽しさを 龍谷大とスポーツフェス【長野県阿智村】
長野県阿智村の総合型地域文化・スポーツクラブ「チャレンジゆうAchi」は5日、スポーツイベント「チャレンジフェスティバル」を阿智中学校の体育館で開いた。村内の小学生約120人が大学生らに教わりながら、多様なスポーツで体を動かした。 龍谷大学(京都府京都市)の松永敬子教授の協力で長く続けている催し。同大スポーツサイエンスコースの実習を兼ね、スポーツマネジメントを学ぶ学生14人が講師を務めた他、阿智中の生徒22人がスタッフとして運営を支援した。 アイスブレーキングで体と心をほぐした子どもたちは、フットサルやバレーボール、卓球などの種目を30分ごとに体験。モルックやラダーゲームといったニュースポーツも楽しんだ。 今年は車椅子バスケットボールの体験コーナーも設置。実際に車椅子に乗りながらパスやシュートに挑戦した。 クラブマネージャーの原勝人さんは「普段体験できない競技用車椅子を扱い、パラスポーツの楽しさを知ってもらえたら」と期待。阿智第二小学校2年の児童は「普通のバスケに比べてうまく力が入らないところがあり難しかった」と話した。 松永教授は「今年は放課後子ども教室と連携し、過去最高の人数が参加してくれた」と喜び、「村も人口減少が進んで中学校で団体スポーツができなくなってきている。早いうちから体を動かす楽しさを伝えられたら」と話していた。