チームによっては主力級? 巨人の現役ドラフト注目選手(5)異例の1軍出場はあったが
日本野球機構(NPB)は12月8日、2023年度の現役ドラフトを開催する。同制度は各球団が2人以上の対象選手を選出し、必ず1人以上指名する仕組み。移籍の活性化により、出場機会に恵まれない選手の新天地での活躍が期待される。今回は、現役ドラフトで特に注目したい読売ジャイアンツの選手を紹介する。
北村拓己
投打:右投右打 身長/体重:181cm/90kg 生年月日:1995年8月29日 経歴:星稜高 – 亜細亜大 ドラフト:2017年ドラフト4位 長打力を期待されつつも、1軍定着に至っていない選手が北村拓己である。 北村は、星稜高校から亜細亜大学に進学。リーグ戦通算打率は3割を超え、大学日本代表にも選出されるなど実績を残してドラフト4位で読売ジャイアンツに入団した。 プロ入り後2年間は主にファームで経験を重ね、打率3割に迫る数字を残した北村。2020年にはプロ初本塁打を放つ働きを見せるなど、覚醒の兆しを見せていた。 しかし、翌年以降は打率が低迷し、出場機会も徐々に減少。今季は大量ビハインドの展開でマウンドに上がった場面は話題となったが、27試合出場で打率.206と低迷。一方で、2軍では68試合に出場し、打率.305、3本塁打と活躍を見せた。 門脇誠の台頭に、坂本勇人や岡本和真といった不動のメンバーがいる以上、内野のポジション争いは極めて激しい状況だけに、現役ドラフトでの放出も考えられるだろう。
ベースボールチャンネル編集部