【中日】両打の21歳・米外国人選手が練習参加 加藤球団本部長「育成でよければ、契約ということもある」
中日は19日、バンテリンドームで全体練習を行った。練習には、米アリゾナ州のグランドキャニオン大を卒業したばかりのタイラー・ウィルソン選手が“お試し参加”。米国のドラフト候補にも名前が挙がる選手で、日本球界に興味を示していたことから、大塚投手コーチの紹介で全体練習に加わった。20日の練習にも参加予定だという。 身長188センチの内外野を守れるユーティリティプレーヤー。ドジャースなどで活躍した通算205試合登板の左腕、スティーブ・ウィルソン元投手を父に持つ。大学時代は主に「1番・左翼」で出場。両打で、今季は17本塁打をマークしたパンチ力ある打撃が魅力だ。この日は、中日ナインとアメリカンノックなどで汗を流し、「(アメリカンノックは)今までしたことなかった。(米国と)ちょっと違いはあったけど、楽しかった」と充実感を漂わせた。打撃練習では、柵越えも披露。ゲージの後ろから見守った立浪監督は「力がありそうだし、将来が楽しみな選手」と評価した。 幼少期、来日した際に、東京ドームで野球観戦したことをきっかけに、日本球界に興味を持ったという。加藤球団本部長は「本人が日本でやりたいと言うなら、育成でよければ、契約ということもある」と説明。この2日間を“テスト期間”とし、育成契約を前提に、今後、正式にオファーを出すかを検討していく。
報知新聞社