楽天、則本投入も痛い敗戦…決勝点につながった敬遠策に笘篠氏「ボールボールになったら申告敬遠する形もありだった」
◆ 「則本のクローザーとしての気持ちがどうだったのかなって」 楽天がロッテに惜敗。3位争いの直接対決に敗れ、自力でのCS進出が消滅してしまった。 両軍とも負けられないゲームは、ロッテは先発の種市篤暉と横山陸人のリレーで、楽天は早川隆久が一人で投げ抜き6回までスコアボードに0を並べる。しかし7回に早川がグレゴリー・ポランコに痛恨被弾で1点を献上するも、8回に浅村栄斗のタイムリーで同点に追いつく。なんとしても勝ちたい楽天は同点の9回に守護神の則本昂大を投入するが、二死一・二塁のピンチで佐藤都志也に勝ち越し打を打たれ、1-2で痛い黒星を喫した。 大事な試合で今季4敗目を喫した則本に対して、30日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説として出演した五十嵐亮太氏は「これ一塁が空いてる場面で申告敬遠するんですよ。で、ポランコは当たっているので、ここは仕方ないのかなと思うんですけども」と二死二塁の場面での敬遠策に一定の理解を示しつつも「楽天からしたらもう抑えの則本は絶対的クローザーじゃないですか。仕方ないとはいえ簡単に歩かせたことによって、則本のクローザーとしての気持ちがどうだったのかなっていうのはすごく感じました。僕がクローザーだとしたら、やっぱりチームの抑えということもあるので、相手がいいバッターだったとしても、やっぱり抑えていかなければいけない。 ただ、作戦なので仕方ないとは思うんですけれども、結局その後の投球がちょっと乱れてしまったりとか、結果勝ち越し点を許してしまうっていうこともあったので、これはどうなのかな」とクローザー経験者としての視点でコメント。 もう一人の解説者の笘篠賢治氏は「監督はすぐ申告敬遠されましたけど、あの時、例えばピッチングコーチが行って、とにかくボールを振らせにいって振ってくれたら儲けもんじゃないですか。ボールボールになったら申告敬遠にするよっていうような形を取るのもありだったのかなっていうような気がしました」と様子をみてから歩かせてもよかったのではと私見を述べた。 ☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
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