ダイハツの「ブーンX4(クロスフォー)」デビュー。追加されたモンスターマシンは、ベースより約50万円高い175万円【今日は何の日?3月10日】
ダイハツ最強のモンスターマシンX4シリーズの歴史
ダイハツ最強を誇るホットモデルX4シリーズが初めて設定されたのは、1990年の4WDターボ「ミラTR-XX X4」。全日本ラリーやダートラに参戦し、ライバルのスズキ「アルトワークス」と激戦を繰り広げたが、徐々にアルトワークスが強さを発揮して、2代目「ミラTR-XX X4-R」では太刀打ちできない状況が続いた。 その後3代目となるX4は、軽ではなくブーンの先代にあたるストーリアをベースにした「ストーリアX4」となり、その後「ブーンX4」へと移行。ダイハツ最強のホットマシンとしてのX4は、一部のモータースポーツファンから支持されたが、2008年に起こったリーマンショックによる不況の煽りを受け、ダイハツはモータースポーツから撤退、残念ながらブーンX4も生産を終えることになった。 ブーンX4が登場した当時は、リッターカーやホットモデルそのものの人気が低迷していたため、市場では実力通りの評価は得られなかった。スズキのアルトワークスも設定されなかったので、ホットモデル不遇の時代だったのだ。 毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。
竹村 純