ロッテ・吉井監督所有馬リジンがJRAに殴り込み
プロ野球の開幕に先駆け、千葉ロッテマリーンズ・吉井理人監督の所有馬リジン(牡5歳、栗東・宮本)が競馬界で新たな一歩を踏み出す。土曜阪神8R・1勝クラス(ダート1800メートル)でJRA転入初戦を迎える。 管理するのは宮本師。吉井オーナーとは代理人を通じて縁があったという。師は「栗東の坂路で調教がしたかったみたいだね。うちはプールも使うから」と白羽の矢が立った理由を説明。厩舎にはスタッフ全員分のマリーンズのキャップが贈られ、もともと虎党のトレーナーも「ファンになるけどね」とおどけた。 浦和でデビューしたリジンは7戦7連対の成績を残して中央に殴り込む。最初は環境の変化に戸惑いピリピリしていたが、1カ月経過したことで徐々に慣れてきた様子だ。「繊細なので併せ馬も先週が初めて。だけど、動きは良かったよ。ジョッキーにも左に張る癖をつかんでもらえたと思う。(少なくとも)一つは勝てる馬やね」と指揮官。2005年以来のパ・リーグ制覇を狙う吉井マリーンズに、白星でエールを送りたい。(デイリースポーツ・山本裕貴)