阪神・藤川球児監督「緩い」 シートノックで喝
阪神秋季キャンプ(13日、高知・安芸)最終クールがスタート。阪神・藤川球児新監督(44)が就任後、ナインに初めて喝を入れた。 「きょうは少し緩い。もう少し(気を引き)締めたいなというところを感じましたね」 午前中に行われた投内連係や外内連係、シートノックだった。じっと見つめた指揮官の前で、特に若虎の〝もろさ〟が垣間見えた。日々、同じメニューをこなすことでの慣れ。ミスも目立った。5勤1休というハードな日程の疲れはもちろんある。だが、この小さな差が積み重なって大きな差となる。 「疲労もある中で気になるところはあったんですけど、またあしたから締めてやってくれるんじゃないかと思います」 来年2月の春季キャンプへ向けた〝見極め〟を掲げた最終クール。鍛錬の秋、ラストスパートの思いを込めて、ナインにハッパをかけた。(原田遼太郎)