大坂なおみ、全米オープン初戦の相手は元全仏女王オスタペンコ!「彼女はチャンピオンだし、本当に試合をしたい」と意欲<SMASH>
間もなく開幕を迎える今季最後の四大大会「全米オープン」(8月26日~9月8日/アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)。その女子シングルスに本戦ワイルドカード(主催者推薦/WC)で出場する元世界ランク1位の大坂なおみ(現85位)、が現地24日に開かれた記者会見に登場。現在の心境を語るとともに、初戦に向けての意気込みを明かした。 【動画】2024年全米オープンに向けて会場で練習をする大坂なおみ 過去2度の優勝を誇る思い出の全米に2年ぶりに帰ってきた26歳の大坂。前哨戦は本戦ワイルドカードで出場した「ナショナルバンク・オープン」(カナダ・トロント/WTA1000)で2回戦敗退、翌週の「シンシナティ・オープン」(アメリカ・シンシナティ/WTA1000)では予選敗退と結果を残せなかったが、コンディション自体は非常に良いと語る。 「今はかなり気分が良くなった。非常に高いレベルでトレーニングができているから、それをコートでも発揮できるようにしたい。ハードコートでは多くのトレーニング時間が必要だった」 イギリスの大手ニュースサイト『Daily mail』によると、大坂は今年初めに女性バレエダンサーのシモーネ・エリオット氏を招聘。現在はフィットネスコーチ並びにメンタルコーチとしてチームに帯同しており、主に身体の使い方や感情をコントロールする方法を学んでいるそうだ。大坂は自身に温かいサポートを提供してくれるエリオット氏への感謝の言葉をこう口にした。 「シンシナティの予選初戦前日まで、私は非常に困難な時期を送っていた。彼女と話して試合に勝つことができ、とても良い気分になれた。もし私が彼女に話しかけていなかったら、試合中のどこかのタイミングで冷静さを失っていてもおかしくはなかったと思う。彼女にはとても感謝している。私たちは毎日トレーニングセッションを行なっているわ。実はコートで小さなノートを読むように言ってくれたのも彼女だったの」 そんな大坂の全米オープン初戦の相手は、17年の「全仏オープン」で四大大会初優勝を飾った27歳のエレナ・オスタペンコ(ラトビア/同10位)。いきなり強敵が立ちはだかる厳しいドローとなったが、大坂自身は心を躍らせている様子だ。 「とても楽しい試合になると思う。エレナは私のお気に入りの選手の一人。私たちは正反対の性格だと思うけど、私は彼女をとても尊敬している。彼女は私たちの世代で初めて四大大会を制した素晴らしい選手。彼女はチャンピオンだし、本当に(早く)試合をしたい」と意気込みを語った。 文●中村光佑