米国人サーファーら3人遺体で発見、頭部撃たれ井戸に遺棄 乗っていた車は黒焦げで発見 メキシコ
メキシコで行方不明となっていた米国と豪州出身の観光客が遺体で発見されたと、当局が5日発表した。殺人事件として捜査しているという。 米国人のカーター・ロードさんと、豪州出身のカラムさんとジェイク・ロビンソンさん兄弟の家族が現地に到着し、遺体を確認した。3人の遺体は4日、井戸で発見された。 3人は、太平洋岸の米メキシコ国境から南へおよそ1時間半のところにある人気の観光地エンセナダ周辺にサーフィンをしに訪れ、行方不明となった。当局者によると、3人はいずれも頭部を撃たれていた。また3人が乗っていたとみられる車も焼け焦げた状態で発見された。 当局は事件の容疑者3人を逮捕した。メキシコの捜査当局は、逮捕された容疑者らが被害者の乗っていた車をカージャックしようとして抵抗されたため、被害者らを射殺し、遺体を井戸に投げ捨てたとみている。 現場となったエンセナダ地域は比較的安全とみられているが、同地域のあるバハ・カリフォルニア州は暴力事件が多く、米国務省は米国民に対し同州への旅行は再考するよう勧告している。