DHL 熊本、千歳に半導体関連の物流拠点 製造装置の保守部品管理
DHLサプライチェーン(東京都品川区)は、熊本県大津町に半導体業界向け物流拠点「熊本ロジスティクスセンター」を23日に開設した。12月には、ラピダスの半導体新工場が建設中の北海道千歳市にも開設する。半導体製造装置の保守部品の在庫管理や配送などを行う。 【関連写真】「熊本ロジスティクスセンター」の外観 同社は既に半導体関連の物流拠点を東京都や佐賀県鳥栖市、仙台市など7カ所に備え、熊本、千歳の2カ所を加える。政府の半導体戦略を受けて業界向けの物流体制強化を図る。 熊本ロジスティクスセンターは、熊本県菊陽町に開所した半導体受託製造、台湾TSMCの製造工場から約1.4キロメートルに位置し、半導体製造装置メーカーや関連企業の在庫管理と配送サービスの効率化を図る。延床面積約7100平方メートルの二階層施設は温湿度管理を徹底し、部品の品質維持に最適な環境を提供。24時間365日の稼働体制を整え、顧客資産保護のため最新のセキュリティーシステムを導入した。
電波新聞社 報道本部