「自分の120%を発揮しないと勝ち残れない戦い」浜瀬海が挑むのは世界最高峰の舞台WLT。
ご自身の今シーズンのパフォーマンスはいかがでしょうか? K:クオリファイを決めたこの大会から帰ってきてから、ボードやギアもしっかり調整できていますし、トレーニングもしっかりできていてフィジカルも完璧な状態で、サーフィン自体も調子が良いのでこのまま怪我なく調整していければ勝てる自信はあります。
限られた環境だからこそ、自分に必要なことへ全力で取り組んできた努力の結晶が生んだ彼の強さ
他の選手と比べて自分の強みだと思う点を聞かせてください。 K:一番は体幹の強さだと思います。海外の選手はみんなもちろん強いのですが、僕も日頃トレーニングの中で特に注力して鍛えているので自信はあります。 あとは普段スクールを開いていたり、活動拠点の湘南自体があまり波がないということもあって、自分のサーフィンを自由にできる時間が十分に持てない中で、試合の時が心置きなくフリーでサーフィンできる時間だったりもするのですが、そういう限られた時間の中で自分のサーフィンをしっかり発揮できる爆発力も強みだと思っています。 それが実現できている要素としては自分が実際にサーフィンしている時も、それ以外も常にイメージトレーニングをしていることだと思っていて、自分のパフォーマンスに大きく活かされていると感じています。
ロングボードだけではなくショートボードも乗りこなす二刀流はどう競技に活かされてますか? K:ショートボードに乗っているとロングボードでは見られない波の使い方もあれば、見たり選んだりする波も違いますし、ターン一つにしても動き方が違うのでロングボードに活かせる部分は多いです。普段から色んなサイズや形のボードを乗っていることでサーフィンのレベルが上がっている感覚はあります。 ここぞという時に勝ち切れるメンタリティの整え方を教えてください。 K:どんな大会であっても「絶対に勝つ」という気持ちは常に持っていますし、今回の「Baler International Pro LQS」の時には「ここでWLTにクオリファイできなければもう先はない」と自分に言い聞かせていました。いつもそういう形で自分を奮い立たせて自信を付けるように意識しています。 あとは大会のレベルに関係なく、とにかく自分の目先の1試合1試合をしっかり勝っていくことは意識していますし、サーフィンをする時はとにかく楽しくやるようにしています。