藤岡真威人「胸を張ってたくさんアクション要素が詰まってると言いたいです」撮影中の出来事や自身の“ヒーロー”を明かす<ウイングマン>
10月22日(火)スタートの藤岡真威人主演ドラマ「ウイングマン」(毎週火曜深夜0:30-1:00ほか、テレ東系/DMM TVで独占見放題・同時配信※初回のみ先行配信)記者会見が10月8日に都内で行われ、藤岡の他、共演の加藤小夏、宮野真守、原作者の桂正和、監督・アクション監督の坂本浩一が出席した。 【写真】記者会見にサプライズで登場したウイングマン ■ドラマチューズ!「ウイングマン」とは… 同ドラマは、「電影少女」や「I"s」で知られる漫画家・桂正和の連載デビュー作で、1983年~1985年まで「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載されていた同名漫画が原作。特撮オタクの高校2年生の主人公が、悪の手を逃れて異次元世界からやって来たという不思議な美少女と出会い、ウイングマンへの変身能力を手に入れてしまう。念願のヒーローに変身する力を手にした主人公が、異次元世界からは美少女を追って次々と現れる刺客に立ち向かっていく姿を描く。 藤岡は、同ドラマの主人公で、“ウイングマン”へ変身する高校2年生の広野健太を演じる。そんな健太の前に突然現れる異次元世界・ポドリムスから三次元(地球)世界へやってきた謎の少女・アオイ役で加藤が、健太の通う高校に赴任してくる謎のイケメンの新任教師・北倉先生役で宮野が出演する。 ■藤岡真威人「ヒーローの所作や技などを自分の中にストックしました」 会見冒頭、司会を務める半田美紀アナが同ドラマの紹介をする中、「チェイング!」との声が聞こえ、サプライズでウイングマンが登場。会場からは拍手が起き、そして、ウイングマンが退場するとキャストの藤岡、加藤、宮野、原作者の桂、監督・アクション監督の坂本が会場に姿を現した。 最初に、役柄と役作りについて藤岡は「健太を演じるにあたり、1番大切にしなきゃいけないのは、ヒーローに対する憧れや純粋に特撮が好きだっていう気持ちが軸にあり、それ故の周りから変に見られたりだとかする部分だなというふうに思ったので、その気持ちはブレずに持っておこうっていうのが強くありました。あと、ヒーロー好きっていうのが周りよりずば抜けていないと健太という役は成り立たないなと思ったので、戦隊ものや東映さんのYouTubeとかに流れているのを見て、ヒーローの所作や技などを自分の中にストックしました。そして、監督やスタッフさんにはご迷惑をおかけしたかもしれないんですが、段取りが終わった後に、ちょっとそういうヒーローっぽいのを思いついちゃって、勝手にやったりとかしましたが、でもそれも怒るんじゃなく、“それもいいよ、健太っぽいことはどんどんやっていいよ”って言ってくださって。そういうわかる人にはわかる所作などがちょっと入っていて、届くであろうと信じて演じましたので、実際の映像で注目していただければ嬉しいと思いますね」と気持ちを語った。 続けて、加藤は「私もアオイを演じるにあたって、漫画ももちろん読みましたし、アニメも見たんですけど、アオイ役が決まる前に、桂先生が面接で“漫画読んできた?”と聞いてくださったので、“もちろん読みました”って言ったら、“一回、全部忘れてやってくれ”っておっしゃって。その理由は、アオイの可愛らしさや、健太をいじる部分を重要視するよりも、三次元に来た意味やドリムノートの大切さを大事にアオイを演じてほしいというふうに言われたので、私はその言葉を大切に現場で過ごさせてもらいまいた。あとは、現場に入ったら真威人くんが、まっすぐなヒーロー馬鹿な健太でしかなくて。おかげさまで楽しく撮影もやらせていただきました」と振り返った。 ■宮野真守「物語の中でも重要な人物ではあります」 藤岡演じる健太の高校に赴任してくる北倉先生について、宮野は「僕は難しいんですけど、一言で言うなら謎です、以上です(笑)。まあ、以上じゃないんですけど…(笑)。まあまあ、謎ということはですね、物語の中でも重要な人物ではありますので、どういうふうに演じていけばいいのかなっていうのは台本から読み取れる部分なので、いろいろ試行錯誤していたんですけど。でも、撮影現場に桂先生がいらっしゃってくれたことがあって。このドラマは、桂先生もこう大きく携わってくださり、漫画の流れとかとはまた違った方向性にはもしかしたらなっていくのかもしれないですが、よりこうそのそれぞれの目的が明確になっていて、で、その思いの強さがどうストーリーになっていくのかっていうところだったので、そこの思いの部分は、まだ謎なんで言えないんですけど、でもなるほどなって思って。自分の信じるもの一個できたので、じゃあそこに向かってどういう構築の仕方をしていこうかなっていうのを桂先生がいろいろと話してくださった時間がとても大きかったです。なので、現場でみんなと一緒に話し合いながら作っていきましたし、お芝居は、北倉先生の謎ムーブができ(笑)。そこを坂本監督が面白がってくれ、もっとこだわっていこうかみたいになったので、相乗効果で不思議な人になっています」と自身の役について明かした。 そんな宮野の話を聞いた桂は「僕は原作者っていうよりも、勝手にですが、制作の1人のつもりで参加している。作品全体をどう調整しようかなっていうことにすごく頭使い、結局、いっぱい口を出しちゃったんで、総監修っていう冠をつけてもらっちゃって(笑)。なので、アオイも若干原作とは性格が違うし、北倉先生も、ストーリーの中でこういうキャラ立てしたっていうのがあったんで、前もって本人(宮野)にこういうつもりで書いたんだよっていうのを伝えられてよかったなと思いましたね」とコメント。 ■桂正和「実写化の場合、原作と全く一緒って言うのは無理な話だと思ってる」 続けて、坂本が「桂先生は夜型なんですよ。夕方に目が覚める方なので、大体打ち合わせが夜遅くなんです。毎晩とは言わないですけど、何回、先生とずっと夜中に話したかっていうぐらい、先生は夜が元気なんです」と告白すると、桂は「もうOKで現場が進行していても、なにか気になることがあると口出しちゃって、本当に現場には迷惑かけたと思うんです。実写化の場合、原作と全く一緒って言うのは無理な話だと思っているんで、だから、見てる人に原作の良さをもちゃんと伝えるにはどうしたらいいのかなっていうことを僕は一生懸命考えたっていう感じです」と作品に関わった経緯を明かした。 そんな、桂に宮野が「でもそれって面白いですよね。もはや、実写版の原作になってるわけですよね」とコメントすると、桂は「そうですね。いいこと言った!」と笑顔を。そして、宮野が「いいこと言うんですよ、間違いなく原作ですね」と投げかけると、会場からは笑いが起きた。 ■藤岡真威人「最終回の最後に1番大事な戦いのシーンがあるんです」 司会から撮影中の印象的なエピソードを聞かれた藤岡は「全部の撮影が濃く思い出に残っているんですけど、最終回の最後に1番大事な戦いのシーンがあるんですが、台本を読んで、ここを本当に大切に演じたいなと思いながら、撮影当日、現場に向かったんです。そのシーンは、僕が這いつくばって前に頑張って進もうとする描写があって。で、その日、天気もすごく恵まれて、体感気温が40度近くあって、アスファルトが熱々のフライパン状態だったんですよ。それで、これ普通にやったらやけどしちゃうしどうしよう、でも、やらないとだしと思いながら、なんとかみなさんのおかげで乗り越えたんですけ。その後、マネージャーさんに“あそこのシーンの寄りの表情、すっごい良かったよ”って言われて”ありがとう”って思ったんですけど、よくよく考えると、あれは演技じゃなくて本当に熱いだけで(笑)。芝居じゃない本当のリアルでやったからいい表情になったからかなと思います」と撮影現場でのエピソードを披露。 さらに、坂本から「しかもね、むちゃくちゃ汗かっきだしね」と言われた藤岡は「そうなんですよ。本当に各方面にご迷惑をおかけするぐらい、僕、代謝が良くて。でも、僕だけじゃなくて、監督含めその場にいたみんながこう厳しい状況の中、心一つにして取り組んだシーンなので、すごく素晴らしいシーンになっていると信じているし、思い出の中にすごい深く刻まれています」とコメント。 すると、宮野から「最終回の見どころを...(笑)」とツッコミが。慌てて、藤岡は「でも、そのシーンに向けて1話からちゃんと見続けていただかないとで!で、最後、“ここ暑かったんだな”って見ていただけたら嬉しいです!」と笑顔で話した。 ■加藤小夏「けっこうな勢いでくしゃみをしてしまい」と宮野真守へ謝罪を 続けて、加藤は「私、宮野さんとのシーンが全然ないんですが、ご迷惑をおかけしてしまったことがあって...。学校のシーンで、私は出演がなくて、控室で待機していて、その控え室のすぐ近くの廊下で北倉先生がお芝居をなさっている時に、やっとシーンが終わるぞってタイミングで、はっくしょん!と、けっこうな勢いでくしゃみをしてしまいまして。その節は本当に申し訳ありませんでした。でも、その時も宮野さんは本当にすごく優しくて、全然大丈夫って言ってくださいました」と振り返り、宮野への謝罪を口に。 すると、宮野は「あれね!全然大丈夫だったですよ。くしゃみは出ちゃうもんですよ」と笑顔で答え、続けて、撮影中の印象的なエピソードを宮野は「僕は、真威人くんとのシーンはやっぱ面白かったです。その、距離感が近くなるのにも僕的には意味があるので、ここでこうなったらこういう思いになるかもしれないよねみたいなことなど、お芝居についても結構話しながらできました。なので、シーン的にブラッシュアップできた気がしますし、勝手にやっているんじゃなくて、お互いにどう感じたかをその場で確認しながらやれたのがすごく僕は楽しかったです」と振り返った。 そんな宮野の話を聞いた藤岡は「僕、(宮野との)二人の芝居だったのでその間、お芝居を見させてもらっていたのですが、宮野さんは表情筋の芝居がすごすぎて。全てをなんかコントロールして、感情のせて芝居しているのがすごく伝わってきて、本気で北倉先生の謎感を感じました。それがきっと映像でもバッチリ撮ってくださっていると思うので伝わると思います」と語った。 ■桂正和「なんか新しいものを作れるかなって、ワクワクしちゃうんですよ」 司会から桂へ「ドラマ化のお話を初めて聞いた時はどんなお気持ちでしたか?」という質問が。桂は「いや、嬉しかったですけど、1回どうしようかなと思いました。大切な作品すぎて、もうちょっとタイミング待った方がいいかなとも一瞬、思ったりはしたんですが。今までに、何度かお話いただいてはいたんですが、スルーはしてきたので。僕がじゃあやろうかなって思ったのが、今というタイミングだったのかなって思いますね。実際に映像を見て、20歳の頃の“ウイングマン”を書いている頃の僕が見ていたら、多分号泣していたと思います。僕と健太って似ているとこがあって、当時のノリがまさにああいう感じだったんで、特撮が見れているっていうことがこの上ない喜びです。僕は何本もメディアミックスっていうものをさせていただいてきたんで、こういうお話があるたびに、なんか新しいものを作れるかなって、ワクワクしちゃうんですよ。だから、原作ものが映像化するっていうのをただ待ちの状態で待ってるんじゃなくて、参加したくなっちゃうんですよね。で、自分の作品は媒体によっても表現方法が違うだろうから、どういうふうにいい具合に落とせるのかなっていうのを考えるのがすごい楽しくて、たくさん口出してます、楽しんじゃってるんですよね」とコメント。 そして、“ウイングマン”が週刊少年ジャンプに連載されていた当時はリアルタイムで読んでいたという坂本。そんな坂本は「僕は70年生まれなので、連載当時中学生だったんです。で、その当時、僕も自分は健太だと思っていて(笑)。特撮ヒーローが大好きで、アクションが大好きで、学校でポーズしたり、いきなりバク転したりとか、いろいろやっていました。だから、本当に僕もすごい思い入れのある作品だし、先生の作品をいっぱい読んできていたので、先生にお会いしてすっごい緊張してたんです。でも、先生がすごいテンション高くいろいろなことを言ってくれて、僕もそれに負けないように一生懸命頑張ろうと思い、それの相乗効果があったのかなっていうのは思いますね」と気持ちを明かした。 ■坂本浩一「は堂々とヒーローでいこうという感じは初めからありました」 さらに、同ドラマのアクションシーンの特徴について坂本は「最近のヒーロー番組では王道作品が結構少なくて、おしゃれにしたりとかいろいろあるんですけども、主人公の健太がヒーローオタクなので、ウイングマンに変身してもそのヒーローオタクは貫くだろう、ウイングマンは堂々とヒーローでいこうという感じは初めからありました。なので、ちゃんとウイングマンと名乗ったりとか、武器の名前を叫んだりとか、そういうところが懐かしい雰囲気もするし、その中でも、最新のCG技術や造形技を作ってやっているので、新しさもあり、本当にいい感じの新しいスタイルができているのかなっていう気はします」と語った。 そんな坂本の話を聞いて藤岡は「アクションシーンは、素の状態の僕でやったら少し恥ずかしいような名乗りや決めとかをたくさん、健太っていう役を通してやらせてもらいました。でも、今までは、僕が強いキャラで敵を倒していくようなアクションを体験してきたんですが、健太は、ヒーローにはなることができて、ヒーローのこと大好きなんですけど、実力が伴ってないんですよね、最初は。もうへっぽこヒーローで(笑)。だから、序盤とかは、台本とかを見ていても、吹っ飛ばされるとかやられることが多くて。吹っ飛ばされるシーンは、フワっと一回飛んでいく感じなのかなとイメージして現場行くと、そこの吹っ飛ばされるまでの過程がすごくて(笑)。吹っ飛ばされる前に、蹴られて殴られて、お腹やられて、膝蹴りいれられてみたいな、自分の想像を超える分量の多さのアクションをやらせていただき、僕自身もそれが楽しくなっちゃって。自由にたくさんのアクションをやらさせていただいたんですけど、今振り返ると、作品の体感半分以上、殴ったり吹っ飛ばされというアクションしてたんじゃないないかなって思います。なので、胸を張ってたくさんアクション要素が詰まってると言いたいです」と振り返った。 ■藤岡真威人「ヒーローといえば父の姿がくっきり浮かび上がる」 記者からの「健太がヒーローに憧れてウイングマンに変身するということにちなみ、みなさんが救われたエピソードやヒーローな存在の方がいらっしゃいましたら教えてください」との質問に、藤岡は「僕の中では一択で、父の存在が確固たるもので、ヒーローといえば父の姿がくっきり浮かび上がります。そうです、ヒーローですね。僕にとっても、きっと世界中の人たちにとってのヒーローだなって胸を張って言えますね」とコメント。 続けて、加藤は「私は安室奈美恵さんがすごく好きで。ずっとダンスを習っていたのもあり、ダンスを習っていた時は、安室ちゃんの髪型を真似したり、衣装を真似したりしていました。今でも元気がない時とかは、安室奈美恵さんの曲を聴いたり、持っているDVDを見たりとかしています」と笑顔を見せた。 そして、宮野は「この場では少し言いづらかったんですが、僕、ウルトラマンなんですよ。で、15周年なんですよ。なので、僕にとってウルトラマンゼロはとても大きな存在です。僕自身もやっぱりヒーロー大好きだったし、自分がヒーローの声になるなんて思ってなかったことだったので、非常に嬉しかったです。でも、エンタメの世界にいて、日本に大きな危機があった時はエンタメって不要不急になってしまい、自分では何をやっていいのかわからなくなってしまって、無力だなって感じることが多かったんですけど、そういう時に、僕はウルトラマンゼロとしては子どもたちに“大丈夫だよ“ってメッセージを届けられた時に、みんなが辛い時にそうやって声をかけてあげられるとか、象徴になれるのがヒーローなんだなっていうのをウルトラマンゼロに教えてもらいました。やっぱヒーローの存在っていうのはこの世に必要不可欠なんだなっていうのを身をもって体感させていただきました。なので、自分がヒーローとして何を伝えていけるのかっていうのは、またゼロと一緒に考えていけたらなとずっと思って15年間携わってますね」と気持ちを明かした。 ■坂本浩一「僕の中のヒーローはジャッキー・チェンです」 一方、桂は「一つエピソードを思い出しまして、“ウイングマン”を連載中に、個人的に趣味でプロの業者さんに頼んで、ウイングマンの着ぐるみを作ったんです。ある時、町をみんなで仮装して練り歩くっていう母校の仮装行列があって、こっそり連載を抜け出して、ウイングマンの格好して一緒に仮装グループに入ったんです。でも、ヒーローものを書いているんだけどあんまり少年とかから反応はなくて、“本当にこのヒーローの書いてて、間違ってないのかな?”と思っていた時に、小さい男の子が「あ、ウイングマンだ!」って言ってくれたんです。その時に、“やっぱり子供たちにヒーローを与えているのかもしれない”と思って、感動していました。その少年が言ってくれたことによって書いていることは間違ってなかったのかなって思えたので、ある意味、彼に救われたのかもしれないですね」とエピソードを披露。 また、坂本は「僕の中のヒーローはジャッキー・チェンです。9歳の頃にジャッキーチェンネルが初めて日本で公開されて、それを見て以来、僕はこの人になりたいと思っています。そこからずっと格闘技や体操やって、スタントマンになって監督になって、ジャッキー・チェンがやることは全部やろうと思って来たので、ジャッキー・チェンがスタントマンしたら僕もスタントマンになったし、ジャッキー・チェンが監督やっているから僕も監督になりました。なので、ジャッキー・チェンがいなかったら、今の僕はなかったって言ってもいいくらいですし、そのおかげでこうやっていろんな特撮ヒーローをやることができ、今回も、ウイングマンもやらせていただいたりとかしたので、僕の中でのヒーローはジャッキー・チェンです」と語った。 ■藤岡真威人「僕の俳優人生の中でも代表作になれなったらいいな」 最後に、司会から「ドラマを楽しみにしている方へメッセージをお願いします」との投げかけが。藤岡は「桂先生の40年来の満を持しての実写化ということで、僕の俳優人生の中でも代表作になれなったらいいなと思うぐらい、撮影に入る準備の段階から撮影始まっても、毎日へこたれずに頑張ろうという思いだけで突っ走って本気でぶつかってきました。そして、撮影の中で、桂先生をはじめ、監督、共演者、スタッフのみなさんと一丸となって取り組んで、実際、今こうしてみなさんにお届けできるのがすごく楽しみですし、原作を読んだことがないっていう方でも、原作ファンのみな様にも、絶対に届く何かがあると僕は今信じているので、ぜひ楽しみに待っていてくださるとすごく僕は嬉しいです」とコメントを。 続けて、加藤は「個人的には桂先生の作品は常に私の人生の大事なポイントあって。『I"s』の時も、仕事をこれから続けるか迷っていたタイミングで、実は、今回の『ウイングマン』も少し芸能活動を続けるか悩んでいた時で、そんな時にまた桂先生の作品が巡ってきたので、女優人生でいつも大切な時に先生の作品があるなと思っていますので、桂先生に感謝の気持ちを伝えたいなと思います。で、この作品は今ここにいないキャストのみなさんもうですし、スタッフのみなさんも、さっき真威人くんが言ってたけど、本当に一丸となって大変な撮影も乗り越え、桂先生がたくさん脚本にも加わってもらい、みんなの愛がものすごく詰まっている作品になっていますので、ぜひ最後まで見届けてもらえたらなというふうに思います」と気持ちを明かした。 ■宮野真守「人間物語としてもすごく見応えのある作品になっております」 また、宮野は「この作品は、我々声優界隈で話題騒然なんです。発表があった時に、“あの役だったら俺がやりたい“とか“アニメだったら俺がやりたい“と僕の先輩方が騒いでおりまして、その先輩方に後々、“僕が北倉先生演じます”って言ったら、もう話題騒然でした(笑)。それぐらい、当時は、男の子たちの夢の象徴だったんですね、ウイングマンっていうものが。で、それが40年の時を経て、こうしてたくさんの方に見てもらえるっていうのは、僕自身も非常にワクワクしますし、その40年前の少年たちが夢見たものは確かにこの作品には入っていますし、今の少年たちとか、今見る方々にとっても、この令和でやる意味みたいなものがすごい込められています。人間物語としてもすごく見応えのある作品になっておりますので、それぞれのキャラクターやストーリーの深いところまで感じてもらえたらなと思っております」と語った。 一方、桂は「このドラマは他のヒーロードラマと違って、現実にああいうやつが現れたら、こんな違和感があるなっていうところを僕は見てもらいたいです。だから、馴染んでてほしくないっていう。そういう世界観の中に広野健太っていう変なやつがいるっていう感じで、際立ってもらえたらすごく嬉しいなと思ってます。だから、その辺を見てもらえたら楽しいんじゃないかなと思いますね」と笑顔を。 そして、坂本は「先生をはじめ、キャスト、スタッフみんなの愛が詰まった作品になっていて、本当に全話は盛りだくさんです。原作のウイングマンの素晴らしいところを詰め込んだ形でドラマにしていて、本当に全話見どころばかりですのでしっかりと見届けてほしいです。また、“ウイングマンの続きが見たい”っていう声を聞かせていただけると、先生をはじめ僕たちはやる気満々なので(笑)。ぜひ、ウイングマンの世界観っていうのを、これを機にいろいろ広げていけたらなと思っております」と呼びかけ、会見を締めくくった。