「インフォーマ」監督が語る二宮和也の魅力「感性でお芝居をする方」壮絶アクションシーン裏話・“前作超え”へのこだわり
【モデルプレス=2024/12/04】俳優の桐谷健太が主演を務めるABEMAオリジナルドラマ「インフォーマ -闇を生きる獣たち-」(毎週木曜よる11時~)。5日放送の第5話を前に、監督・脚本を務めるBABEL LABELの逢坂元氏が、キャストや後半戦の見どころについて語った。 【写真】「インフォーマ」“映画並み”壮絶アクションシーン ◆桐谷健太主演「インフォーマ」 今作は、政治、経済、芸能、裏社会にいたるまで、あらゆる情報に精通し、社会を裏で操る謎の情報屋、通称“インフォーマ”・木原慶次郎と、ペンで権力に立ち向かうという信念を持つゴシップ週刊誌「週刊タイムズ」の記者・三島寛治の“異色のコンビ”を軸に繰り広げられる、本格クライムサスペンスドラマ。事件から政治や芸能、裏社会まで幅広いフィールドを題材に執筆活動を続ける作家・沖田臥竜のクライム・ノベル「INFORMA」シリーズ最新作「INFORMAⅡ -Hit and Away-」を原作に、同氏が監修も務め、2023年に放送されたドラマ「インフォーマ」の新シリーズ。 ついに折り返し地点とも言える第4話まで放送を終え、SNS上では壮大で過激なアクションシーンの数々や、出演キャストの豪華さに反響が集まっている。 ◆「インフォーマ」アクションシーン裏話 ― 第4話まで放送を終えたタイミングですが、アクションシーンが“映画並み”と話題になっています。 前作「インフォーマ」では、アクションブロックに強い画力があるところを評価して頂いたので、そこを超えていきたいと思って撮影に挑みました。今回はアクション先進国のタイが舞台だった事もあり、「日本では撮れないアクションを撮ろう!」という気持ちで脚本を書いたんです。実際はすごく大変でしたが、優秀な現地スタッフのお陰でなんとか撮りきれました。バンコクの大通りを封鎖してカーチェイスをしたり、市街地での銃撃戦なども日本ではなかなか出来ないので。第5話まで、海外撮影ならではのアクションシーンが満載になっていると思います。 ― タイの刑務所でのシーンも印象的です。 刑務所のシーンは、実際にあるタイの廃刑務所で撮影を行いました。囚人役を演じてくださったタイの俳優さんたちには、通訳の方を通して演出を伝えるのですが、やはり言葉の壁があり、細かい芝居のニュアンスを伝えるのには苦労しました。そもそも日本語にはあるけどタイには存在しない言語もあったりするので、通訳の方も「どう訳せば良いのか分からない…」って状態になったりして(笑)。最終的には「こんな感じでやってほしい!」と言って、拙いながらも自分で演じて芝居を見てもらったりしました。これが一番直接的で伝わりましたね(笑)。ただ時間はめちゃくちゃかかりました。でも皆さんモチベーションがすごく高くて、見た目と違って温厚な方々だったので(笑)、とてもやりやすかったです! ― 桐谷健太さんと佐野玲於さんは、木原役・三島役を続投となりました。 衣装合わせの時に、久しぶりに衣装を着用したお二人を見て「うわ!木原と三島だ」とすごく懐かしい気持ちになって嬉しかったですね!前作の撮影から約2年間お会いしていなかったので…なんだか、久々に地元に帰ってきて旧友に再会した感じがありました(笑)。桐谷さんは座長として、どんな辛い時でもポジティブに現場を引っ張ってくれましたね!座長のリファレンスみたいな方です!桐谷さんじゃないと成立しない部分は多々ありましたね(笑)。玲於(佐野玲於)に関しては前作以上に色々と無茶振りをしたんですよ。ドブ川に落としたり、裸にしたり、拷問したり、何かしらNGが出るだろうと思っていたのですが、全て受け入れて体現してくれました。お二人とも新シリーズへの意気込みは、前作を超えるものがあったと思います。 ◆二宮和也は「感性でお芝居をする方」 ― 新キャストの莉子さん、池内博之さんについてはいかがでしょうか? 莉子さんとは、莉子さんが高校生くらいの時にWEBドラマでご一緒したことがあったのですが、その時からめちゃくちゃ成長されているなと感じました。今回オーディションを経てご一緒させていただくことになったのですが、オーディションではだいぶ色の違う2つの台本を演じてもらって、その陰と陽のバランスがとても良かったんです。あと莉子さんご本人の性格が広瀬というキャラクターに凄く似ている所があるなと感じて、それで莉子さんにお願いしようと決めました。現場でも常に明るく盛り上げてくれたので凄く助かりましたね。 池内さんは、僕が思う“鬼塚像”に一番近かったんです。あの骨格と佇まいと。タイの街中にいても遜色ないというか(笑)。とにかく猛プッシュさせて頂きました。実際お会いすると、めちゃくちゃカッコいい反面、ちょっと天然な所があって、とても可愛らしい方でした(笑)。鬼塚は悪役ですが、後半は人間味が出て愛せる所があるキャラクターにしたかったのでピッタリだなと!あと、池内さんはタイ語のセリフが多かったのですが、タイ語って本当に発音が難しいので、ほとんどアフレコになるだろうと思っていました。でも池内さんも莉子さんも兵頭(功海)くんも、皆さんたくさん練習してくださって。現地の方からも「大丈夫!」と太鼓判を押され!結局タイ語の台詞に関しては一言もアフレコせずに現場で録った声を使えました。 皆さんがタイ語を話すシーンは要チェックです! ― 二宮和也さん演じる高野龍之介の動向にも注目が集まっていますが、撮影での二宮さんへの印象はいかがでしたでしょうか。 二宮さんは「インフォーマ」の撮影中に他の作品の撮影もあって、すごくお忙しいタイミングだったので…トータルの撮影期間でいうと一週間くらいだったのかなと思います。その一週間はずっと二宮さんを撮っているという感じでした。そして感性でお芝居をする方だなという印象を持ちました。台本に書いてある台詞をご自身の感情で喋っているので、毎テイクごとに台詞が変わっていくんです。それがすごく面白くて(笑)。時間ないのに、観客目線でもっと見たいと思ってしまい、ついつい、何回も撮ってしまいました(笑)。あの過酷なスケジュールの中でも現場には辛さを出さず、フラットでいてくださって、とても素敵な方でした。後半にかけては、視聴者の皆さん、そしてファンの皆さんがまだ見たことのない二宮さんを見ることができると思いますので楽しんで頂けたら幸いです。 ― 第5話以降の見どころについて教えてください。 後半戦は今まで謎だった部分がどんどんと明らかになっていきます。皆が奪い合っているチップの内部に秘められた、ある“情報”とは果たしてどのような内容なのか?キャラクターたちの真の目的なども見えてきますので、ぜひ第5話の放送前には、第1話から見直していただけると嬉しいです。そして第5話はぜひリアタイしていただいて、最後のシーンまでお見逃しなくご覧頂けたら幸いです。 (modelpress編集部) 【Not Sponsored 記事】
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