Gate.io、国内暗号資産取引所の買収で日本市場に再参入
世界有数の暗号資産(仮想通貨)取引所Gate.io(ゲート・アイオー)が、シンガポール法人Gate Information PTE. LTD.を通じて、日本の暗号資産交換業者Coin Masterの全株式を取得したことを発表した。Coin Masterは既に「Gate Japan株式会社」に商号を変更している。 Gate.ioは2024年7月22日に日本でのサービスを終了し、日本居住者の新規口座開設を停止していた。同社は当時、日本の規制当局による承認を得ておらず、「日本国内の法令や規制を遵守」するため、適格な暗号資産取引所への移行を希望する顧客をサポートすると説明していた。 関連記事:Gate.io、日本での暗号資産取引所サービスを終了──コンプライアンスに問題か 今回の買収により、Gate.ioは日本の法令に準拠した専用取引プラットフォームを新たに構築し、Gate Japan通じて日本でのサービス提供を再開する方針だ。グローバルのプラットフォームに口座を持つ既存顧客の移管手続きや、新プラットフォームでの具体的なサービス内容については、今後発表される予定となっている。 一方、暗号資産取引所「c0ban(コバン)」を運営する旧Coin Masterは12月23日、同社ホームページで「株主の異動に関するお知らせ」を公開。株主の変更を報告するとともに、今後は「Gate社とともに更なる成長を目指す」と表明した。 |文:栃山直樹|画像:Gate.ioウェブサイトから
CoinDesk Japan 編集部