雷句誠氏のXから

　「金色のガッシュ!!」などの作品で知られ、現在は電子出版で「金色のガッシュ!!2」を連載中の漫画家である雷句誠氏が、“イラストの背景が旭日旗を連想させる”との批判に反論した。 【画像】「旭日旗疑惑」問題のイラスト 　雷句氏は1日、「金色のガッシュ!!」シリーズのキャラクターを描いた年賀状イラストをX（旧ツイッター）で公開した。すると、韓国人だというファンから“イラストの背景が旭日旗を連想させる”といった批判が寄せられ、謝罪や作品の撤回・修正を求める声明文も出された。 　雷句氏は5日、Xを更新。「韓国の方々に不快感を与えるために描いたのではありません」と明言しつつ、「もちろん旭日旗に関する表現はこれからも注意いたしますが、今回の謝罪や絵の削除といった要求には応じられません」と各要求には応じない方針を示した。 　その理由として、雷句氏は、「この年賀状イラストの背景は旭日旗をイメージしたものではない」「絵を削除したならば、世界中で絵を描く人たち全てがこの日の出の表現が描けなくなります」と説明する。ネット上の検索結果を例にしながら、あくまで一般的な日の出の表現であるとして、「よく『萎縮』の種を作ると表現ができなくなると言いますが、まさにそれの種になるのではないでしょうか？このように私一人の問題ではなくなってしまいます」と続けた。 　同様の要求が繰り返されるのであれば、さまざまな弁護士や有識者、団体に相談してからの返答になるという。また、韓国で「金色のガッシュ!!」シリーズを取り扱う出版社にも相談する可能性があるとして、「韓国の出版社から見てもこのイラストの削除の要請が出たならば、もう韓国での出版は怖くてできません」とつづった。