「社会に向き合う心構えが、あらゆる優先順位を決めるうえでの指針になる」: 東洋経済新報社 佐藤 朋裕 氏
──2024年にチャレンジしたい取り組みを教えてください。
バランスが崩れていることのひとつの例として、不適切なデジタル広告が跋扈(ばっこ)しているため、デジタルメディアを嫌いになったという声をしばしば耳にします。これは、読者にも広告主にも、そしてメディアにとっても不幸な状況です。 2024年は自分が関わっている媒体においてだけでなく、「クオリティメディアコンソーシアム」のような横の繋がりを通じて、この状況の解消に向けた活動をしていきます。行政もデジタル広告の買い方改革の必要性について唱えてくれていますが、本来は売り手全体が主導して動くべき問題だと思います。 売り手が持てるものと持たざるものに分かれているため、難しい問題ではあるのですが、この問題は諦めたら終わりだと思うのです。 ・年末年始企画「IN/OUT 2024」の記事一覧 Edited by DIGIDAY[日本版]編集部
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