日本バスケ界期待の新星、テーブス流河。「将来的な目標はNBA」来季からNCAAのボストンカレッジ進学へ【アディダスアスリート・インタビュー】
――幼少期からNBAが身近にある環境だったのですね。 テーブス:はい、小さい頃から観る機会があって。ただ最近はNCAAの試合の方が観ることが多いですね。 ――それで言うと、今シーズンは富永啓生選手(ネブラスカ大)の活躍がありましたが、どういった目線で見ていましたか? テーブス:富永選手は向こう(アメリカ)でも評判が良くて。自分も身長はあまり変わらないですし、そういう選手が活躍している姿を見ると自分も勇気づけられて、自分にもできるかなと感じることができました。 ――富永選手とは直接会ったことはあるんでしょうか? テーブス:直接はないですが、インスタをお互いフォローしていて、DMを何回か送り合ったことはあります。 ――ほかにも仙台大明成高出身の山﨑一渉選手(ラドフォード大)や菅野ブルース選手(ステットソン大)など、NCAAで戦う同世代の選手は多いですよね。 テーブス:はい。一渉さんとブルースさんは一個上ですけど何回も(交流があります)。 ――流河選手ら若い世代の台頭を見ると、バスケファンは勝手に『将来の日本代表に!』と期待してしまいますが、そういったプレッシャーを感じることはありますか? テーブス:プレッシャーはあるんですけど、そちらは気にせず。日々自分がコントロールできること、普段の努力に集中していけば、そういったプレッシャーというのはあまり感じなくなると思いますし、結果はそれについてくると思うので、そういうマインドを常に持ち続けていきたいです。 ――ポイントガードとしては接戦のゲーム終盤など、別の種類のプレッシャーを感じる場面があると思いますが、そういう時に心がけていることはありますか? テーブス:自分の監督から言われたのは、周りのチームメイトだったりコートにいる選手は全員、バカだと思って接してあげろと。それがいいポイントガードだと言われたことがあって、それを意識しています。例えばチームで何かが上手くいかない時に、責任感を持って、チームメイトにアドバイスしたりっていうのは、アメリカで得たスキルです。 ――“味方をバカだと思って”というのは、普段以上に相手のことを深く考えてといった意味合いでしょうか? テーブス:そうですね。ポイントガードというのはやはり、一番責任感を持たないといけないポジションだと思っているので、チームのためにできることは何でもやるというのは意識しています。
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